＜コグニザント クラシック in ザ・パームビーチズ　事前情報◇29日◇PGAナショナルR＆S チャンピオンC（米フロリダ州）◇7147ヤード・パー71＞

ローリー・マキロイ（北アイルランド）が「コグニサント・クラシック」開幕前の会見に応じた。

元エージェント、アンドリュー・“チャビー”・チャンドラー氏がマキロイのLIV入りの可能性を示唆したことについて聞かれると、「どうだろう。彼（チャンドラー氏）は何か知っているかもしれないし、知らないかもしれない」と笑顔でにごした。また、チャンドラー氏はその可能性を10％としたが、マキロイは「その間らへんかな」と冗談めかしたように答えた。

LIVゴルファーのテイラー・グーチ（米国）が「（マスターズが）メジャーだというなら、（LIVを含めた）世界のベストプレーヤーがそろう大会であるべきだ」と不満をあらわにしたことについて、同じLIV所属のホアキン・ニーマン（チリ）との対処の違いに言及した。「ニーマンとは数週間前にドバイでプレーしたし、オーストラリアでも勝っている。それで先週はオマーンにいた」。世界中の大会を回ったニーマンは世界ランキングを上げて、マスターズへの招待を受けた。「テイラーにも同じことが言えるかどうかはわからない」とコメント。

ニーマンは今シーズン、DPワールド（欧州）ツアーの「フォーティネット・オーストラリアPGA選手権」で5位、翌週の「ISPS HANDAオーストラリアオープン」で優勝。マキロイも参戦した「ヒーロー・ドバイ・デザートクラシック」では4位の好成績を残している。これらが特別招待状へと導いたといえる。一方、グーチは昨年LIVツアーで3勝を挙げているが、最後にLIV以外のトーナメントに出場したのは11月の「香港オープン」。結果は42位だった。

それでもマキロイは、グーチが“誘導”されてこうしたコメントを残したと信じている。「公平を期すために言うと、彼がいきなりそのようなことを言い出したわけではないと思う。記者が言わせたような気がする」と擁護した。