今季最終戦の「ツアー選手権」の開幕前日、会場のイースト・レイクGC(米ジョージア州アトランタ)で公式会見に臨んだローリー・マキロイ(北アイルランド)。フェデックスカップポイントは3位で最終戦に進み、自身4度目の“年間王者”に意欲を見せる一方で、タイガー・ウッズ(米国)の近況も語った。
8月1日、タイガーが“ポリシーボード”(政策委員会)のメンバーに加わったことが発表された。これは6月6日に電撃発表されたPGAツアーとDPワールド(欧州)ツアーがLIVゴルフを資金面で支えるサウジアラビアの政府系ファウンド、PIFが統合、利潤を追求する新しい団体となるための「骨組み」を今後は詳細を詰めて年内の契約締結完了を目指すもの。
「タイガーがポリシーボードに加わったことはすごく意味があること」とマキロイ「僕が関わる時間よりもタイガーは遙かに多くの時間を費やしている。タイガーは多くの人と話しをしている。タイガーは選手とPGAツアーにとってベストな選択になるようにトライしている。タイガーが加わってから、空気が変わった。それはもの凄く感じている。これから12月31日まで前向きに進んでいきたい」と話した。
ポリシーボードは現在パトリック・キャントレー、チャーリー・ホフマン、ピーター・マルナッティ、ウェブ・シンプソン(すべて米国)にタイガーとマキロイの6選手に加え、第3者責任者としてPIFと直接交渉を行ってきたジミー・ダン氏ら4人。PGA・オブ・アメリカからディレクターとしてジョン・リンダート氏が理事会に名前を連ねている。(文・武川玲子=米国在住)