世界ランキング2位のザンダー・シャウフェレ(米国)が、「ザ・アメリカンエキスプレス」に続き、地元カリフォルニア州サンディエゴで開催される「ファーマーズ・インシュランス・オープン」(1月21〜25日)も欠場することがわかった。17日のエントリー締め切りまでに登録が確認されなかった。シャウフェレが同大会を欠場するのは、2016年にコーンフェリー・ツアーメンバーとしてデビューして以来初めてとなる。
シャウフェレは今季開幕戦の「ザ・セントリー」を30位で終えて、翌日にはタイガー・ウッズ(米国)とローリー・マキロイ(北アイルランド)が発起人を務める新リーグ「TGL」の第1戦にニューヨークGCのメンバーとして参戦。しかし、今週のザ・アメリカンエキスプレスへの出場は、体調不良を理由に取りやめていた。
シャウフェレにとってファーマーズの開催コースであるトリーパインズGCは、幼少期から親しんできた思い入れのあるコース。2016年以来9年連続で出場し、地元ファンから大声援を受けてきた。初挑戦から3年連続で予選落ちを喫したものの、2019年は25位、2021年は2位、昨年は9位と好成績を収めている。
昨年5月には「全米プロ」でメジャー初制覇を果たし、7月には「全英オープン」でメジャー2勝目を挙げたシャウフェレ。地元ファンはその凱旋を心待ちにしていただけに、欠場が惜しまれる。
世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)も昨年末に右手のひらを負傷して以降、現在も欠場が続いている。(文・武川玲子=米国在住)