17日、現コミッショナーのジェイ・モナハン会長は2024年シーズンを終えてファンに感謝のメッセージをPGA(米国男子)ツアーのSNSに投稿した。「2024年は素晴らしい1年だった」と振り返るとともに、「2025年は我々のチームに新しい視点を取り入れる」とし、CEOというポジションを創設。「スポーツとエンターテインメントの世界から多くのことを学ぶことができる。この重要な役割を果たす候補者に会うことを楽しみにしている」と発表した。
モナハン会長はこれまで通り“コミッショナー”として米国男子ツアー及び、営利団体として新たに発足したPGAツアー・エンタープライズを率いる。新しいCEOを探すためのコミッティが作られ、そのメンバーにはモナハン会長をはじめ、PGAツアー・エンタープライズの理事、アーサー・ブランク氏、ジョー・ゴーダー氏、サム・ケネディ氏に加え、タイガー・ウッズ(米国)とアダム・スコット(オーストラリア)が名を連ねた。
CEOは、PGAツアー・エンタープライズがSSG(ストラテジック・スポーツ・グループ)から15億ドルの投資を受け、さらに15億ドルの投資を受ける可能性があることから、PGAツアービジネスの商業面を成長させることが任務となる。
同ツアーのチーフ・マーケティング・コミュニケーション・オフィサーのアンディ・ワイツ氏は「これは我々が進む正しい道。来年はPGAツアーとPIFとの統合についても新しいニュースを伝えたい」とコメントした。(文・武川玲子=米国在住)