24日終了の「LIVゴルフ第12戦 at シカゴ」で最終日に「63」をマークし逆転、LIVゴルフ2勝目を挙げたブライソン・デシャンボー(米国)が優勝会見でライダーカップの米国チーム、ザック・ジョンソン主将へ不満をぶちまけた。
「2020年に全米オープンで勝ったときよりもずっと良いプレーをしている」と今のプレーに自信をみせるも「(ライダーカップに)出られなかったのはとても残念だ」と悔しがった。「選出されなかったことは仕方ないこと」とした上で「でも(ジョンソン主将は)電話をくれなかった。彼はもっと多くの選手に電話をするべきだった」とデシャンボーは不満をぶちまけた。
「理解はしている。しかし我々もみな同じようにゴルフを戦っている。もっと良いプレーができるようにみな必死でやっている」と話した。LIVゴルフの選手でキャプテンピック選出されたのは、ポイント7位で、6位までのポイント選出をわずかに逃したブルックス・ケプカ(米国)だけ。「ブルックスはすごく喜んでいたし、米国チームで活躍するに違いない。2年後はチームに入りたい」と意欲も口にした。
一方デシャンボーの発言を受けてジョンソン主将は25日、開催コースで初の公式会見に臨むと「その答えはとてもシンプル、ポイントシステムがある。その中でトップ30,25位の選手を注視してきた。大会が近づくにつれてトップ25、20と絞って注目したからだ」とジョンソン主将。
LIVゴルフをプレーするデシャンボーはポイントが獲得できるのはメジャー大会だけ、デシャンボーは全米プロ選手権で4位T、全米オープンは20位だったが、ライダーカップポイントは8月20日の時点で54位だった。(文・武川玲子=米国在住)