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「僕の人生の一部」 タイガー・ウッズが明かす満身創痍でもマスターズに出続ける理由

グリーンジャケットに5回、袖を通したタイガー・ウッズ(米国)が、今年もオーガスタに帰ってきた。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2024年4月10日 10時00分

<マスターズ 事前情報◇9日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7555ヤード・パー72>

5度の大会制覇は歴代2位。その記録を持つタイガー・ウッズ(米国)が、今年もオーガスタに帰ってきた。2021年に起こした自動車事故で選手生命が危ぶまれるほどのケガを負い、昨年再手術もした右足首について、9日に行われた会見では「もう痛くない」と話す。しかし、そこをかばってきた代償から体の他の部分に問題が出ていることも明かす。「背中やヒザなどに負担がかかっている。そこは毎日痛い」。満身創痍でのプレーに変わりはない。

タイガー オーガスタで入念に調整中です【写真】

それでも、最終日スタート前に足底筋膜炎を再発し棄権した昨年大会のようにはならないという自信も示す。「昨年と異なり、今年は気温が暖かくて湿度が高くなる。そういう天候のほうが好き。だから去年のようにはならないよ」。事故後に出場した2度のマスターズは、ともに予選は通過している。今年はしっかりと4日間プレーする姿をパトロンに見せるつもりだ。

『なぜ、そのような状態でもプレーするのか?』という質問には、こう答える。「このトーナメントは僕の人生と家族にとってとても大きな意味がある。プロになって最初のメジャー優勝(1997年)をここでできたことは、僕の人生の一部。その時に父と抱き合い、(5度目の優勝を挙げた)2019年には息子と抱き合うことができた。毎年同じ会場でプレーできる唯一のメジャーであることも素晴らしい」。グリーンジャケットに何度袖を通しても、その思い入れの強さが変わることはない。

すでに日曜日にコース入りし、その日はウェッジとパターだけを持ってコースチェックに時間を割いた。そして月曜日、火曜日と精力的に練習ラウンドを行っている。キレのあるアイアンショットを連発し、ひときわ大きな歓声も浴びた。48歳になり、さらに体がかつてのようには言う事を聞かない状況でも、「ゴルフが大好き。勝つか勝たないかという、あの感覚が好きなんだ」と競技への情熱が冷めることはない。

「すべてがうまくいけば、もう1回勝つことだってできる。それ以上説明する必要はあるかな?」

今週の目標を聞かれると、こう言い放って報道陣に微笑みかける。ターゲットは、大会最多優勝記録を持つジャック・ニクラス(米国)にならぶ通算6勝目にほかならない。これがインフルエンザで途中棄権した2月の米国男子ツアー「ジェネシス招待」以来となる試合。「ここから7月までは毎月メジャー大会がある。だから月1回出場するというペースがうまくいけばいいんだけどね」。まずは、このアップダウンが激しいコースで継続出場への試金石にもしたい。(文・間宮輝憲)

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