<ソニー・オープン・イン・ハワイ 2日目◇10日◇ワイアラエCC(米ハワイ州)◇7044ヤード・パー70>
昨年の「日本アマ」を大会史上最年少15歳344日で制覇した16歳のアマチュア・松山茉生(まお、福井工大付福井高)がスポンサー推薦で出場。自身初の海外ツアーで洗礼を浴びることになった。
初日は日没サスペンデッドとなり、2日目に残りのホールを消化。第1ラウンドを6オーバーの「76」で終え、そのまま第2ラウンドに突入した。2バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「72」とスコアを伸ばせず、トータル8オーバーで予選落ちを喫した。
米ツアーで戦うことはもちろん、海外のコースをプレーすること自体が初めてだった。「グリーンが日本とは違って単純じゃないですし、芝も難しい。今回は海辺のコースですごく風も強くて、雰囲気もやっぱり…。距離は7000ヤード(総合)ですけど、体感はもっとありましたし、コースからのプレッシャーを感じました」と環境の違いに大きな刺激を受けた。
この2日間を振り返ると「縦距離があまり合っていなかった。風が強い2日間でしたけど、対応しきれなかった。あとはフェアウェイが硬かったのですが、左に曲がるホールではドローを打たないと転がって奥にいってしまう。そういうコースに応じた球の打ち分け、マネージメントだったり…」と多くの収穫があったことを実感。「全体的にまだまだ足りないと思うので練習する」と技術面だけでなく、考え方やメンタル面でもいい“お土産”ができたようだ。
2025年はまだ始まったばかり。「今年も日本のレギュラーツアー(予定、中日クラウンズ)に何試合か出られますし、それ以外にもアマチュアの試合で上位に入りたい」とまずは与えられた試合で結果を積み上げていくことが目標。「まずは日本のツアーでも経験を積んで、ここに戻ってきたい」とリベンジを誓った。“ほろ苦い”経験を糧にまい進していく。