<ザ・アメリカンエキスプレス 最終日◇22日◇PGAウエスト ピート・ダイ スタジアムC(7187ヤード・パー72)、PGAウエスト ニクラス・トーナメントC(7147ヤード・パー72)、ラキンタCC(7060ヤード・パー72)◇米カリフォルニア州>
ジョン・ラーム(スペイン)が強すぎる。首位タイからスタートした最終日を5バーディ・1ボギーの「68」でまとめ、トータル20アンダーに乗せた選手が21人という大混戦のなかで、トータル27アンダーまで伸ばして優勝。23年初戦の「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」に続き、今年2戦2勝とロケットスタートを切った。
前半から1、2、9番と3つのバーディを奪ってトーナメントをリードしたラーム。13番のボギーで一度は首位に並ばれたが、16番パー5のバーディで混戦を抜け出した。2022-23シーズンは3戦に出場して4位、優勝、優勝と抜群の強さを見せている。
最終日を首位タイでスタートした23歳のデイビス・トンプソン(米国)が1打差のトータル26アンダーで2位。惜しくも米ツアー初優勝に届かなかった。また、2週前の「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」を背中痛で途中棄権していたザンダー・シャウフェレ(米国)が、最終日に5番パー5でアルバトロスを獲るなど「62」の猛チャージを見せ、クリス・カーク(米国)とともにトータル25アンダーで3位タイに入っている。
なお、日本勢で出場していた小平智と蝉川泰果は、3日目を終えてカットラインに届かず予選落ちしている。