欠場が続いていた世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)がついに復帰する。次週のPGAツアー、シグネチャー大会「AT&Tペブルビーチ・プロアマ(1月30〜2月3日・カリフォルニア州ペブルビーチ)へエントリー締め切りの24日に出場を決めた。
昨年12月のクリスマスの日、自宅でディナーの準備をしていたところ、右の手のひらをガラスで切るアクシデント、破片が入り小さな手術を行ったため、2025年シーズンの開幕戦「ザ・セントリー」から欠場が続いていた。
20日には昨年勝利した「アーノルド・パーマー招待」のメディアデーに登場し、回復は順調であると話したが、復帰は「慎重に準備したい」とし、ペブルビーチへの参戦も「今後数日、様子を見てから決める」としていた。
手術後は約2週間休んでその後はトレーニングを開始、先週ようやくパッティングとアプローチの練習を始め、「フルショットは今週から始める」と話していた。
シェフラーは昨年は「マスターズ」を含むツアー7勝、パリ五輪で金メダルを獲得し、PGAツアーの年間王者に就いた。12月にはタイガー・ウッズ(米国)が主催する「ヒーロー・ワールド・チャレンジ」も制し、ツアーを席巻していた。(文・武川玲子=米国在住)