＜山陽新聞レディースカップ 2日目◇15日◇東児が丘マリンヒルズゴルフクラブ(6,380ヤード・パー72）＞

国内女子ステップ・アップ・ツアー「山陽新聞レディースカップ」2日目。初日6アンダー・2位タイからスタートした河本結は、5バーディ・1ボギー「68」でラウンドし、首位と1打差の2位タイをキープ。最終日は「Skyレディース ABC杯」以来のステップ2勝目を目指すことになる。

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前半は1バーディ・1ボギーとスコアを伸ばせず順位も後退したが、「出だしから3〜4メートルのチャンスが多かったですが、雨の影響もあり、ラインに乗っているけど届かない…、打ち切れないパッティングばかり。ですが、無理に届かせよう！と意識すると、頭が疲れると思って。いまここは勝負するところじゃない。入るのを待とう！と思いました」と頭は冷静だった。

後半は「燃え上がりすぎて（笑）」と赤のポロシャツから白のノースリーブにチェンジ。バックナインに気合を入れ、10番、11番は耐える展開となったが、12番パー3でこの日2つ目のバーディ奪取。「気持ちが抜けているとわかったので、スイング前に腹筋に力を込める意識で打ちました」と1.5メートルを沈めると、続く13番は6メートルを決めた。15番、17番でもスコアを伸ばし、絶好の位置で最終日を迎えることとなった。

7月末の最終プロテストに合格し、晴れてLPGA会員入り。シーズン後半戦の目標は、来季の前半戦出場権を獲得できるステップ賞金女王で、今大会からの6連戦は出場予定。現在河本は賞金ランキング9位（5,677,000円）だが、今大会優勝賞金450万を加算すれば、一気にステップ女王争いに食い込むことができる。「1戦1戦全部勝ちにいく気持ちがあります。運も必要ですが、私自身は最終日もバックナインで勝負できる準備をするだけ。結果はついてきてくれると思います」と大きなチャンスに意気込んだ。（文・標英俊）