<ユピテル・静岡新聞SBSレディース 最終日◇23日◇静岡カントリー 浜岡コース(静岡県)◇6424ヤード・パー72>
藤田光里がステップ・アップ・ツアーで初優勝を挙げた。伸ばし合いの展開となった最終日に、終始笑みを浮かべ、落ち着き払ったプレーぶりで4年ぶりの優勝。前回の優勝は2015年のレギュラーツアー「フジサンケイレディスクラシック」。下部ツアーとはいえ、長いあいだ勝利から遠ざかっていた選手の勝ちっぷりとは思えないほどの安定感を見せた。
藤田光里&ママ 久々の優勝で“美人親子”が最高の笑顔
復活を印象づける勝利だった。「出る試合でベストを尽くすだけ」とは、今季常に口にしてきた言葉だ。無欲を強調し、リードを持って迎えた最終ホールでも緊張感とは無縁の様子。勝利を決めた瞬間も涙はなく、両腕を上げて喜びを表現すると、その後は右手のコブシを何度も天に向かって突き上げた。
高校卒業後、すぐにプロテスト合格。その年のファイナルQTでトップになると、翌14年には初シードを獲得した。そして、フル参戦2年目の4月にツアー初優勝と、トントン拍子に階段を駆け上がるかに見えた。しかし、順風満帆のプロ生活は長続きはしなかった。父の急死、そして日常生活にも支障をきたすほどの左ヒジのケガもあってシード落ち。どん底を味わった。
昨年1月に左ヒジの手術を受け、ツアー復帰を果たしたものの、レギュラーツアー出場11試合で予選通過はわずかに1試合。それでも焦りはなく、「今年はステップ中心に出場して、ベストを尽くす」と決め19年シーズンに臨んでいた。レギュラーツアーには推薦で4試合に出場しているが、あくまでもステップ中心として出場してきた思いが結実した。
藤田光里がステップ・アップ・ツアーで初優勝を挙げた。伸ばし合いの展開となった最終日に、終始笑みを浮かべ、落ち着き払ったプレーぶりで4年ぶりの優勝。前回の優勝は2015年のレギュラーツアー「フジサンケイレディスクラシック」。下部ツアーとはいえ、長いあいだ勝利から遠ざかっていた選手の勝ちっぷりとは思えないほどの安定感を見せた。
藤田光里&ママ 久々の優勝で“美人親子”が最高の笑顔
復活を印象づける勝利だった。「出る試合でベストを尽くすだけ」とは、今季常に口にしてきた言葉だ。無欲を強調し、リードを持って迎えた最終ホールでも緊張感とは無縁の様子。勝利を決めた瞬間も涙はなく、両腕を上げて喜びを表現すると、その後は右手のコブシを何度も天に向かって突き上げた。
高校卒業後、すぐにプロテスト合格。その年のファイナルQTでトップになると、翌14年には初シードを獲得した。そして、フル参戦2年目の4月にツアー初優勝と、トントン拍子に階段を駆け上がるかに見えた。しかし、順風満帆のプロ生活は長続きはしなかった。父の急死、そして日常生活にも支障をきたすほどの左ヒジのケガもあってシード落ち。どん底を味わった。
昨年1月に左ヒジの手術を受け、ツアー復帰を果たしたものの、レギュラーツアー出場11試合で予選通過はわずかに1試合。それでも焦りはなく、「今年はステップ中心に出場して、ベストを尽くす」と決め19年シーズンに臨んでいた。レギュラーツアーには推薦で4試合に出場しているが、あくまでもステップ中心として出場してきた思いが結実した。