＜Skyレディース ABC杯 2日目◇4日◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6485ヤード・パー72＞

圧倒的なゴルフだった。国内女子ステップ・アップ・ツアー第9戦「Skyレディース ABC杯」の2日目。2015年プロ入りの27歳・仲宗根澄香が10バーディ・ノーボギーの「62」をマークし、トータル12アンダー・単独首位に浮上した。

仲宗根澄香ってどんな選手？これまでの写真でご覧あれ

この「62」でステップ・アップ・ツアーの18ホール最少ストローク記録を更新。だが、本人の目標は至って控えめで、「前回のユピテル・静岡新聞SBSレディースでは、『ピンに絡まなければ失敗』と自分でハードルを上げて空回りした。だから、普通にパーオンすることだけを心掛けた」。その言葉通り、18ホール中でパーオンを逃したのはわずか1ホールのみ。フェアウェイキープ率は14ホール中10ホールと、安定したプレーでバーディを積み重ねた。

圧巻だったのは6番からの5連続バーディ。本人も「5連続は記憶にない」と、ただただ驚くばかりだ。「今年のテーマのひとつに4連続バーディを獲るという目標があったんですけど。ゾーンとかじゃなかったんですけどね」と無邪気に笑った。

18ホール最小ストローク以外にも、9ホール最少ストロークタイ記録の「30」、1ラウンドの最多バーディ数タイ記録となる10バーディ。さらには自己ベストを4打更新と、記録づくめの一日となった。昨年の「山陽新聞レディース」で河本結が記録した54ホール最少ストローク「202」（トータル14アンダー）の更新も視野に入るが、仲宗根が何よりも欲しているのは勝利の味だ。