3月23、24日の日程で行われる「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」から、国内女子ゴルフのステップ・アップ・ツアーも2021年のシーズンがスタートする。レギュラーツアー同様、昨年との統合で1.5年の長丁場となるが、そんな20―21年シーズンの見どころは？ さまざまな視点から、ステップ・アップ・ツアーをひも解いていく。今回は、ルーキーの出場時期について。

シブコとサクラは何をしてるの？？【TポイントLIVEフォト】

毎年、日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）は、正会員入りのためのプロテストを実施している。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期になってしまったが、そのぶんのテスト（20年度）の第1次予選がすでに各地で始まっている。さらに今年は、本来の21年度ぶんのテストも実施されるため、年に2回プロテストが行われる年になる。

さて、プロテストを通過した選手には、1年間のステップ・アップ・ツアー出場権が与えられるのはご存じだろうか？　仮にQTで思うような結果を出せなくても、ひとまず下部ツアーでその腕を磨くことができる。

20年度のプロテストは、今年6月に最終を実施。JLPGAによると、ここでの合格者は今年の第2回リランキングが実施される「アース・モンダミンカップ」後から、ツアーに出場することできるようになるという。スケジュールと照らし合わせると、アース後最初のステップの試合は、今年から4日間になった「Sky レディースABC杯」（6月29日〜7月2日）。ここで多くのフレッシュな面々を見ることができそうだ。

ちなみに年末に予定される21年度のテスト合格者は、直後に行われることになる予定のQTを経て、来年、本格デビューを果たす。来春は“2年ぶんのルーキー”が、ツアー会場でぶつかり合うことになる。