＜ECCレディス　最終日◇28日◇北六甲カントリー倶楽部 東コース（兵庫県）◇6497ヤード・パー72＞

前日が悪天候で中止となり、36ホールの短期決戦となった大会で最後に差し切った！ 3打差の3位タイからスタートしたリ・ハナ（韓国）が、バックナインで史上6人目のステップアマチュアVがかかった川崎春花らを抜き、トータル5アンダーで今季3勝目をつかんだ。

スタート前にモグモグしてるこの選手は誰でしょう？【大会ライブフォト】

「うれしいです。ファンの皆さんのおかげで優勝できました。応援ありがとうございました」。優勝インタビューでは、昨年の「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」で初優勝してから約1年で上達した日本語で、何度もおじぎを繰り返し感謝を伝えた。強さを発揮する19歳が、3つ目のカップを手にした。

勝敗を分けたのは難度1位の14番パー4。この日のバーディは2人だけというのがそのタフさを物語る。このセカンドで左端から4ヤードの位置のピンを狙ったが、ボールはピンサイドのグリーン左奥へ。「簡単じゃないアプローチでしたが、うまく入ってくれた。運がよかったですね」。残り13ヤードのアプローチを52度のウェッジで直接ねじ込み、単独トップに立った。

これで賞金ランキング1位の座もキープ。2位以下に約400万円の差をつけた。ステップの賞金ランク1、2位は来年のレギュラーツアー出場権（前半戦）が約束される。目標はもちろん「賞金を積み重ね、最終戦まで1位をキープしたい」ということだ。