<Sky レディースABC杯 2日目◇30日◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県) ◇ 6590ヤード・パー72>
14位タイから出た服部真夕が、この日のベストスコアとなる「68」をマーク。トータル4アンダーで2位に浮上した。
“スイッチヒッター”・服部真夕の左アプローチ【写真】
見せ場は、1つ伸ばして迎えた後半の12番パー3だった。このティショットはグリーン左奥に外れたが、残り15ヤードのアプローチを“左打ち”で直接決めた。「左でチップインするのは初めてかもしれないですね」。取り組んできた“秘策”が、しっかりとスコアにつながった。
極度のアプローチ不振もあり、2018年にシード選手から陥落。「アプローチを打ちたくないから、なんとか寄せたいと思ってショットにもプレッシャーがかかって、悪くなりました。悪循環ですよね」と、小技への恐怖心は、ショットメーカーの強みまで奪うほどだった。そこで自ら中古クラブショップで左打ち用のウェッジを購入し、昨年から利き手ではない方のアプローチに挑みはじめた。実戦も重ね、現在では「違和感はない。むしろ右手の方があるので(笑)」というほど、自分のものにしている。
「左打ち用のウェッジが入ってないと不安で仕方ない(笑)」。逆にいうと、左打ちであれば、しっかりと寄せられるという自信も芽生えている。「今はステップで勝ちたい気持ちがある。(レギュラーの)推薦をもらえたら、そこで全力で上を目指す。そうやってQTに向かっていきたい」。もちろん、通算5勝を誇る33歳が目指すはレギュラーツアー復帰だ。長年戦ってきた舞台に戻るため、さらに自信を深める勝利を手にしたい。(文・間宮輝憲)
14位タイから出た服部真夕が、この日のベストスコアとなる「68」をマーク。トータル4アンダーで2位に浮上した。
“スイッチヒッター”・服部真夕の左アプローチ【写真】
見せ場は、1つ伸ばして迎えた後半の12番パー3だった。このティショットはグリーン左奥に外れたが、残り15ヤードのアプローチを“左打ち”で直接決めた。「左でチップインするのは初めてかもしれないですね」。取り組んできた“秘策”が、しっかりとスコアにつながった。
極度のアプローチ不振もあり、2018年にシード選手から陥落。「アプローチを打ちたくないから、なんとか寄せたいと思ってショットにもプレッシャーがかかって、悪くなりました。悪循環ですよね」と、小技への恐怖心は、ショットメーカーの強みまで奪うほどだった。そこで自ら中古クラブショップで左打ち用のウェッジを購入し、昨年から利き手ではない方のアプローチに挑みはじめた。実戦も重ね、現在では「違和感はない。むしろ右手の方があるので(笑)」というほど、自分のものにしている。
「左打ち用のウェッジが入ってないと不安で仕方ない(笑)」。逆にいうと、左打ちであれば、しっかりと寄せられるという自信も芽生えている。「今はステップで勝ちたい気持ちがある。(レギュラーの)推薦をもらえたら、そこで全力で上を目指す。そうやってQTに向かっていきたい」。もちろん、通算5勝を誇る33歳が目指すはレギュラーツアー復帰だ。長年戦ってきた舞台に戻るため、さらに自信を深める勝利を手にしたい。(文・間宮輝憲)