そう下村が語るのには、根拠がある。昨季はパッティングの不振でシードを逃した脇元だが、このオフは谷原秀人をはじめ、多くの先輩プロにアドバイスを求めた。「学ぶ姿勢がすばらしい選手で、とてもストイック。プロとして大事なプライドもありますが、学ぶこと、そして取り入れることができるんです。プロになる前から、その姿勢は変わっていません」。
脇元は宮崎県出身。宮崎といえば多くのプロがオフに合宿を行うが、そこで片山晋呉や笠りつ子と知り合い、アマチュア時代からプロの環境に慣れてきた。下村も笠と合宿をする仲だったことで、近くで脇元を見ていたからこその期待といえる。
身長174センチの長身選手でありながら、19年までは飛距離不足も悩みだった。そのためスイング改造などに取り組み、20-21シーズンではドライビングディスタンスを前年の78位から20位にまで上げた。「飛距離が大きなアドバンテージになるのが今のツアーですから、これは大きいと思います。それにしてもこれだけ上げたわけですから、相当なトレーニングもしていたと思います」と成長の裏の努力を強調する。
「脇元選手はいつも笑顔でニコニコ。とても性格が良くてみんなに愛されるんです。それに加えてすごくマジメ。さらにストイックと、素質はすばらしい選手です」と、ツアーでの活躍が待たれる存在。「笠さんの合宿に行っているときは、朝からランニングマシーン、そのあとは一日中ボールを打つ。そんな先輩プロを見ているから、いろんなことを吸収して来たのだと思います」。悩んでいたパッティングも光が見えた今、“華”咲く時がまもなく訪れそうだ。
ステップ・アップ・ツアー見るならスカイA
解説・下村樹美(しもむら・じゅみ)
1988年5月13日生まれ、愛知県出身。2011年にプロテストに合格。ケガなどもあり一線からは身を引いたが、16年からはスカイAでラウンド解説をしている。プロ目線での解説が好評。今年もステップ・アップ・ツアーから選手のプレーの模様や声を届ける。
脇元は宮崎県出身。宮崎といえば多くのプロがオフに合宿を行うが、そこで片山晋呉や笠りつ子と知り合い、アマチュア時代からプロの環境に慣れてきた。下村も笠と合宿をする仲だったことで、近くで脇元を見ていたからこその期待といえる。
身長174センチの長身選手でありながら、19年までは飛距離不足も悩みだった。そのためスイング改造などに取り組み、20-21シーズンではドライビングディスタンスを前年の78位から20位にまで上げた。「飛距離が大きなアドバンテージになるのが今のツアーですから、これは大きいと思います。それにしてもこれだけ上げたわけですから、相当なトレーニングもしていたと思います」と成長の裏の努力を強調する。
「脇元選手はいつも笑顔でニコニコ。とても性格が良くてみんなに愛されるんです。それに加えてすごくマジメ。さらにストイックと、素質はすばらしい選手です」と、ツアーでの活躍が待たれる存在。「笠さんの合宿に行っているときは、朝からランニングマシーン、そのあとは一日中ボールを打つ。そんな先輩プロを見ているから、いろんなことを吸収して来たのだと思います」。悩んでいたパッティングも光が見えた今、“華”咲く時がまもなく訪れそうだ。
ステップ・アップ・ツアー見るならスカイA
解説・下村樹美(しもむら・じゅみ)
1988年5月13日生まれ、愛知県出身。2011年にプロテストに合格。ケガなどもあり一線からは身を引いたが、16年からはスカイAでラウンド解説をしている。プロ目線での解説が好評。今年もステップ・アップ・ツアーから選手のプレーの模様や声を届ける。