とはいっても、ステップ優勝者は自動的にファイナルQTから参戦することができるため、実質の枠はあと数個といったところ。「ランキング10位内に入っていて未勝利の選手は、4位の西山選手、9位の薮田梨花選手、10位の丹萌乃選手の3人だけなんです」と下村が言うように、10位までに入るには未勝利ではきついというのが現実。その狭き門に滑り込むためのラスト2戦となるわけだ。
■残り2戦の優勝賞金はいずれも360万円
残された2戦はともに優勝賞金が360万円。となれば、一発逆転でトップ10というケースも十分にあり得る。特に11位につけるルーキー・仁井については、優勝でなくとも一気にランクを上げるチャンスだ。「仁井選手は部門別の数字を見ると、パーオン率が2位。賞金女王の櫻井選手に次ぐ数字なんです。得意クラブがアイアンで、ピンに絡めることができるんです」と下村。チャンスメイクに長けている仁井の優勝も期待できそうだという。
「今季はレギュラーツアーにも4試合出場して予選落ちがない。ステップも13試合で予選落ちは一度だけ。安定感が光りますが、仁井選手自身が考える課題点はパッティングだといいます。ミドルパットがなかなか入らないと悩んでいました」と、チャンスにつけても決めきれないグリーン上のパフォーマンスを課題としているようだ。
そんな仁井のプレーを2戦前に会場で見た下村。「うどん県レディスのときは、誰よりも遅くまでミドルパットを練習していました。学年でいえば(同期の)櫻井選手のひとつ上ですが、そういう(櫻井のような)選手が刺激になっているとも言っていました。ルーキーが多く勝っている年でもありますし、ステップの選手は急に伸びることもよくあるので、期待がもてそうです」とルーキー旋風が続く可能性もありそうだ。
ちなみに、プロテスト合格同期には櫻井のほか、レギュラーツアー優勝を挙げている川崎春花、尾関彩美悠ら強豪がひしめく。「これだけ同期が優勝していると焦りもあるかもしれませんが、あまり神経質にならずにできれば、結果はついてくると思います。試合運びのメリハリを覚えれば常に上位に入ってくる選手だと思います」(下村)。
■残り2戦の優勝賞金はいずれも360万円
残された2戦はともに優勝賞金が360万円。となれば、一発逆転でトップ10というケースも十分にあり得る。特に11位につけるルーキー・仁井については、優勝でなくとも一気にランクを上げるチャンスだ。「仁井選手は部門別の数字を見ると、パーオン率が2位。賞金女王の櫻井選手に次ぐ数字なんです。得意クラブがアイアンで、ピンに絡めることができるんです」と下村。チャンスメイクに長けている仁井の優勝も期待できそうだという。
「今季はレギュラーツアーにも4試合出場して予選落ちがない。ステップも13試合で予選落ちは一度だけ。安定感が光りますが、仁井選手自身が考える課題点はパッティングだといいます。ミドルパットがなかなか入らないと悩んでいました」と、チャンスにつけても決めきれないグリーン上のパフォーマンスを課題としているようだ。
そんな仁井のプレーを2戦前に会場で見た下村。「うどん県レディスのときは、誰よりも遅くまでミドルパットを練習していました。学年でいえば(同期の)櫻井選手のひとつ上ですが、そういう(櫻井のような)選手が刺激になっているとも言っていました。ルーキーが多く勝っている年でもありますし、ステップの選手は急に伸びることもよくあるので、期待がもてそうです」とルーキー旋風が続く可能性もありそうだ。
ちなみに、プロテスト合格同期には櫻井のほか、レギュラーツアー優勝を挙げている川崎春花、尾関彩美悠ら強豪がひしめく。「これだけ同期が優勝していると焦りもあるかもしれませんが、あまり神経質にならずにできれば、結果はついてくると思います。試合運びのメリハリを覚えれば常に上位に入ってくる選手だと思います」(下村)。