＜中国新聞ちゅーピーレディースカップ 最終日◇21日◇芸南カントリークラブ(6,411ヤード・パー72)＞

　広島県の芸南カントリークラブを舞台に開催されたステップ・アップ・ツアー「中国新聞ちゅーピーレディースカップ」。最終日はトータル5アンダーで並んだ小橋絵利子と岩橋里衣のプレーオフとなったが、小橋が1ホール目でバーディを奪取して勝利。5月に行われた『ツインフィールズレディーストーナメント』に続く、ステップ・アップ・ツアー2勝目を飾った。

小橋絵利子 今季ステップ1勝目のカップ写真

　「バーディー合戦は得意じゃないけど強気で狙っていった。パットが最初からしっかり芯で打てたので“今日はいけるかも”と…」と前半9ホールで3つスコアを伸ばし、最終18番でのバーディ奪取でホールアウトしていた岩橋に追いついた小橋。

　プレーオフでは「昨年の『ANA PRINCESS CUP』の時もプレーオフで負けた（※優勝はP.チュティチャイ）ので“今回は、絶対負けない。2敗はしたくない”と思って臨みました。前回は委縮していたけど、今回は落ち着いて出来たので、自分でも成長を感じました。正規の18番ホールと、ほぼ同じラインだったので、“緩むのだけはやめよう”とプレーオフでも自信を持って打てました」と4メートルのウイニングパットを沈めて、リベンジを達成した。

　今大会の勝利でレギュラーツアー4試合と『大王製紙エリエールレディスオープン』の出場権を獲得。前回の優勝で出場権を得た4試合はレギュラーツアーの雰囲気に馴染めなくて、慣れた頃に4試合が終わってしまったという小橋だが「先々週の選手権でもメジャーのセッティングで12位タイに入れて自信になった。今回はこの勢いで自信を持ってプレーして、しっかり上位を目指して頑張りたい」と、レギュラーツアーでの活躍を誓った。