＜Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament　初日◇6日◇琵琶湖カントリー倶楽部 栗東・琵琶湖コース（滋賀県）◇6408ヤード・パー72＞

ステップ・アップ・ツアー春の大一番「Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament」が滋賀の名門・琵琶湖カントリー倶楽部を舞台に開幕。ルーキー・大須賀望が4バーディ・1ボギーの3アンダーをマークし、首位と1打差の2位タイにつけた。

練習ラウンドでは琵琶湖カントリーの硬く、傾斜の強いグリーンに苦戦した大須賀。グリーンで下りのラインを残すと「止まらないので。今日は上りにつけて、強めに打っていきました」と残すラインを強く意識して攻める作戦が奏功した。

ここまでの2戦では「落ち着いてプレーできなかった」ことで結果につながらなかったという。その理由は、「同期が上にいるので焦ってしまいました」。開幕戦の「大王海運レディス」で4位タイに入った仲村果乃や、同大会で2位、続く「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」では4位タイに入った小林光希ら、いきなり結果を出した同期生の姿を必要以上に意識してしまっていたという。

試合にも慣れ、今週は周囲をあまり気にせずプレーに集中できているのが好発進につながった。「ギャラリーの皆さんがいるのにも慣れましたし、だいぶ自分のペースでできるようになりました」。同期の活躍は刺激になるが、それを意識しすぎてもペースを崩してしまう。

「みんなすごいけど、自分もできることを頑張らないと。このコースではマネージメントをしっかりすればパーでも上にいける」。明日からは天候が崩れる予報となっているが、「プロテストの時も雨、昨年のアマチュアの試合も雨が多かったので、雨は苦手ではありません。大崩れしないよう、雨でも集中してプレーしたい」。我慢のゴルフで狙うはもちろん初優勝。今度は自分が同期を焦らせる番だ。