<カストロールレディース 事前情報◇23日◇富士市原ゴルフクラブ(千葉県) ◇6468ヤード・パー72>
2020年大会優勝のホステスプロが2勝目を目指す。小野祐夢は3年ぶりの出場。「プロ初優勝ができた大会なので、いいイメージもあるし、緊張したなという思い出もあります」と当時を思い返す。
カストロールレディース制覇を縁に、BPカストロールとスポンサー契約を結んだ。過去2回出場した時は秋開催。22年からカストロールらしい“灼熱の夏”開催に戻ったため、小野が夏のカストロールをプレーするのは初めてのことだ。「秋と夏ではグリーンのイメージが変わってきますね。夏は暑い分軟らかくて、芝も伸びていて重たいです」。グリーン上ではしっかりとした力強いストロークが大事になってくる。
QTランク166位で迎えた今季は、レギュラーツアーは3試合、ステップ・アップ・ツアーも4試合の出場という位置。それでも7月の「ロイヤルメドウカップ」では4位になり、状態は上向きだ。「去年はティショットに不安があって思うように振れなかったけど、いまは自信を持って振れるようになりました。飛距離にもつながっています」。トレーニングのおかげもあって悩み、複雑になっていたスイングをシンプルに考えられるようになったことが、復調のきっかけにつながった。
ステップでは2勝を飾っていますが、21年以降優勝はない。「小石会長(BPカストロール・小石孝之会長)からは『そろそろもう1回勝って』とエールをもらっています。ホステスプロで出られる試合はこれだけ。恩返しもできたらいいですね」。多くの声援を力に変えて、“ホステスV”を誓う。