高木萌衣の優勝で幕を閉じた今年の「カストロールレディース」。その裏では、“リベンジ”を期して臨んだ2人の選手が2位タイで涙を飲んだ。

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首位発進した横山倫子は、2バーディ・3バーディの「73」と前日から1つスコアを落としてのフィニッシュ。悔しい結果となったが「今日できることは精一杯できました。大崩れしなくて終われたところに成長を感じました」と、ポジティブに捉えて前を向いた。

横山は、今年6月に行われたステップの「ルートインカップ 上田丸子グランヴィリオレディース」でトップタイのままホールアウト。プレーオフまで進んだものの敗れ、ステップ初優勝をあと一歩のところで逃していた。「勝ちたいという気持ちを前面に出してプレーしたい」と臨んだ最終日だったが、高木に及ばず今季2度目の2位フィニッシュ。「勝ちたいと思ってラウンドすることもできました。足りなかったところじゃなく、伸ばせるところを考えたい」と、次戦以降で初優勝を目指す。

もう一人2位で大会を終えた岸部桃子も、今大会のトロフィーを手にすることに燃えていた一人。3アンダー・2位タイからスタートした岸部は、今回と同じコースで行われた2016年大会で3位タイと悔しい思いをしていた。その思いを胸に最終日のコースへと出たが、「ティショットが曲がってしまって、チャンスにつけられませんでした」と2バーディ・2ボギーでスコアを伸ばすことはできなかった。

しかし、16年は3位タイに終わり初優勝を逃した岸部でしたが、続く「九州みらい建設グループレディースゴルフトーナメント」で見事優勝を果たした。「しっかりと切り替えて、優勝を目指したいです」と話した24歳のもとに、2勝目が舞い込むのは、近い話かもしれない。