<山陽新聞レディース 最終日◇17日◇東児が丘マリンヒルズゴルフクラブ(岡山県)◇6334ヤード・パー72>
国内女子下部のステップ・アップ・ツアーは、最終ラウンドが終了した。レギュラーツアー通算2勝の32歳・酒井美紀が7バーディ・1ボギーの「66」をマーク。トータル15アンダーで1打差を逆転し、ステップ初優勝を果たした。
レギュラー返り咲きへ直進! “日本一曲がらない女”酒井美紀がステップ初V
“日本一曲がらない女”酒井美紀がステップ初優勝。鮮やか3連続バーディ締めでの栄冠だった。
配信日時:2023年9月18日 00時00分
<山陽新聞レディース 最終日◇17日◇東児が丘マリンヒルズゴルフクラブ(岡山県)◇6334ヤード・パー72>
国内女子下部のステップ・アップ・ツアーは、最終ラウンドが終了した。レギュラーツアー通算2勝の32歳・酒井美紀が7バーディ・1ボギーの「66」をマーク。トータル15アンダーで1打差を逆転し、ステップ初優勝を果たした。
最終日は1番から3連続バーディと絶好のスタートを切ったが、その後はなかなかチャンスを決めきれない。14番で初ボギーを喫すると、チャンスホールの15番パー5でも取りこぼした。この時点で首位と1打差。追い込まれたことで、ベテランのやる気スイッチが入った。「上がり3ホール、バーディしかないな」。
有言実行だった。16番、17番ともにUTで3メートルにつけてバーディを奪うと、迎えた18番パー5。ウェッジでのショットをピン上2メートルにつけて、鮮やかな3連続バーディ締め。クラブハウスリーダーとなって、そのまま勝利を決めた。
酒井といえば、女子ツアーきってのフェアウェイキープ力の持ち主だ。昨年のレギュラーツアーでは驚異の82.6%をマークするなど、計測が開始された2017年から5シーズン連続でフェアウェイキープ率1位を記録。“日本一曲がらない女”は巧みな小技も駆使して、14年にはシーズン2勝を挙げた。
ただ、ティショットの安定感と反比例して、成績は下降線を辿った。昨年に自身2度目のシード落ちを喫すると、QTも60位と振るわず。今季の主戦場を下部ツアーに求めた。
今季は上位入りこそ少ないものの、10試合に出場して予選落ちはゼロ。7月の「あおもりレディス」で5位タイに入り調子を上げると、迎えた今大会では3日間のフェアウェイキープ率90.4%を叩き出した。上がり3ホール連続バーディでの逆転というところも、ベテランの精神力と経験値をうかがわせる。
9年ぶりの勝利とあって、まだ実感が湧かない。「優勝したいとは思っていましたが、実現するとは思っていなかった。うれしさ半分、安心感が半分です」というのは偽らざる本音だ。
今回の勝利で賞金ランキングは3位に浮上。トップ2に入れば、来季のレギュラーツアー前半戦出場権が手に入る。今季は残り9試合。持ち前のストレートボールと同様に、ターゲットに向かってまっすぐに飛び続ける。
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