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苦悩の3年間は「どうしていいか分からず…」 山本景子が灼熱の千葉で復活V

31歳・山本景子が灼熱の千葉大会で涙の復活優勝を挙げた。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2024年7月27日 08時00分

<カストロールレディース 最終日◇26日◇富士市原ゴルフクラブ(千葉県)◇6468ヤード・パー72>

気温35度に迫ろうかという灼熱の「カストロールレディース」を制したのは、31歳の山本景子だった。1イーグル・2バーディ・4ボギーの「72」。すぐ後ろに迫るライバルたちから辛くも逃げ切り、3年ぶりのツアー2勝目を挙げた。

最後はこのガッツポーズ【写真】

2番パー3で3パットのボギー。なかなかバーディが取れずに後続との差は迫るばかりだった。潮目が変わったのは9番パー4。103ヤードから2メートルにつけて初バーディを奪った。

「大きかったです。後半を気持ちよくスタートできました」。10番パー5では2オンに成功して、3メートルのイーグルパットを沈めた。15番を終えた時点で2位と3打差。大勢は決したかに思われた。

だが、優勝争いのプレッシャーが容赦なく襲いかかる。16番パー3でスコアを落とすと、チャンスホールの17番パー5でもボギー。楽勝ムードはどこへやら、わずか1打のリードで18番パー4を迎えた。2オンに成功したが、バーディパットはショート。シビアな下りのフックラインが残ったが、「きっちり打たないとダメだ」。カップの内側を狙ったウィニングパットを見事に沈めて、両手を高く突き上げた。

初優勝を挙げてから苦しい3年間を過ごした。2022年はタイトル防衛をかけて挑んだ「うどん県レディース」で決勝進出を逃すと、4試合連続予選落ちでシーズン終了。23年は極度の不振に陥り、レギュラーツアーと合わせて16試合中14試合で予選落ちを喫した。苦悩の末につかんだ復活優勝だけに、喜びはひとしおだ。

「初優勝してからゴルフがうまくいかなくて、どうしていいか分からない日々が続いていました」。汗とともにすべてを出し切ったと思っていた。優勝スピーチでこみ上げてくる涙を止めることができなかった。

BPカストロール小石孝之会長は山本の勝因を『爆発した飛距離』と表現した。山本自身も260ヤードを超えるドライバーショットが最大の武器だと自負している。「今週は特に、パー5で2オンを狙えるし、パー4の2打目もウェッジで打てることが多かった」。酷暑の中で最後まで力強く振り切り、ビッグドライブでライバルたちを圧倒した。

昨夜から『勝つ、勝つ!』と念じ続けた。その願いは届き、念願の優勝カップを掲げることができた。今季の目標は「複数回優勝」だ。「まずは目標を1個ずつクリアしたい。これからも試合が続くので、まずは次に向けて準備していきたいです」。勝利の余韻もつかの間。第15代目女王に輝いた31歳の視線は、すでに次の戦いへ向けられていた。

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