<Sky レディースABC杯 初日◇24日◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6645ヤード・パー72>
19歳のアマチュア、荒木優奈が7バーディ・ボギーなしの「65」で回り、沖せいらと並んで首位発進を決めた。自称『スロースターター』は「最初はドライバーショットが荒れて、ラッキなパーもあった。そういう意味ではきょうもスロースターターです」と苦笑したが、パー5の6番で残り140ヤードの3打目をピンそば50センチにつけてスイッチが入った。そこから怒とうの5連続バーディ。池越えの名物パー5の18番は残り193ヤードから2オンに成功し、楽々とバーディで締めて「いつも初日は出遅れるけど、きょうはすごくよかった」と笑みがこぼれた。
プロテスト合格を目指す“ホステスアマ”の荒木優奈が首位発進 「優勝しか考えていません」
国内女子下部ステップ・アップ・ツアーの第1ラウンドが終了し、アマチュアの荒木優奈が首位タイで滑り出した。
配信日時:2024年9月24日 09時45分
<Sky レディースABC杯 初日◇24日◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6645ヤード・パー72>
19歳のアマチュア、荒木優奈が7バーディ・ボギーなしの「65」で回り、沖せいらと並んで首位発進を決めた。自称『スロースターター』は「最初はドライバーショットが荒れて、ラッキなパーもあった。そういう意味ではきょうもスロースターターです」と苦笑したが、パー5の6番で残り140ヤードの3打目をピンそば50センチにつけてスイッチが入った。そこから怒とうの5連続バーディ。池越えの名物パー5の18番は残り193ヤードから2オンに成功し、楽々とバーディで締めて「いつも初日は出遅れるけど、きょうはすごくよかった」と笑みがこぼれた。
2度目の挑戦でプロテスト合格を目指し、3週前には2次予選B地区をトップで通過した。残るは10月31日からスタートする最終プロテスト。一発合格を狙った昨年の最終プロテストはトータル6オーバーの82位で第3ラウンドを終え、カットラインに1打届かず最終ラウンドにも進めなかった。リベンジの1年。今年は7月のレギュラーツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」で9位に入るなど、確かな手ごたえをつかんで大一番に向けて腕を磨いてきた。
最終プロテスト前の最後のプロトーナメントとなるこの大会は、宮崎・日章学園高を卒業した3月に所属契約を結んだ「Sky株式会社」が冠スポンサーとなっている。ホステスアマは「一番の恩返しは優勝。今週は優勝を目指して、勝つことだけを考えています」と気合をにじませた。発奮材料はまだある。今大会には2歳年下の妹・七海(同高2年)も出場。レギュラーツアーには昨年2度の出場経験がある妹は、初出場のステップ・アップ・ツアーで2バーディ・ボギーなしの「70」で13位と好スタートを切った。
プロの試合では初の姉妹競演も、姉には負けられない戦い。「七海には絶対に負けたくない。負けられません」と普段は仲良しの妹への対抗心もパワーを引き出している。
ステップでは唯一の4日間大会はまだ初日が終わったばかり。史上7人目のアマチュアVは少々気の早い話だが、勝てば、プロテスト合格後に行われる来季の出場優先順位を決める予選会(QT)は1次が免除され、最終からとなる。「それは知りませんでした。そうなんですか!? さらにやる気が出てきました。モチベーションが上がります」。気力はますます充実。注目アマのいつものおっとり口調は、心なしか早口になっていた。(文・臼杵孝志)
この記事のタグ
記事に関連するリーダーボード
関連記事
Sky レディースABC杯
Sky レディースABC杯のニュース
- 名より実を取った若林舞衣子 日本女子オープンよりもステップを選んだママさんプロの思惑
- “ホステスアマ”の荒木優奈はスーパープレーも無念のV逸 リカバリー磨き、最終プロテスト合格へ
- 岡山絵里が9年ぶりステップ2勝目で涙 メジャー予選は腰痛で回避、悔しさ晴らし「きょうの優勝は自信に」
- 岡山絵里がステップ2勝目 沖せいら2位、アマ・荒木優奈3位
- <中間速報>岡山絵里が単独首位 沖せいら、アマ・荒木優奈が1差追走
ステップ・アップ・ツアー 週間アクセスランキング
ツアー別に見る
全ツアーTOP | JLPGA (国内女子) |
JGTO (国内男子) | LPGA (米国女子) |
PGA (米国男子) | DP World (欧州男子) |
Asian | LIV GOLF |
ステップアップ | ネクストヒロイン |
PGAシニア | ABEMA |
アマチュア・他 | LADY GO CUP |