ゴルフ辞典 ルール&マナー
パッティンググリーン
球はセミラフの上でもスタンスの足がサブグリーンにかかる
解説
旧ルールでは「障害」が生じたことにならなかったが、現在は、必ず救済エリアにドロップし、サブグリーン面を保護
サブグリーンは、ルール上の「目的外グリーン」にあたる。そして、その「目的外グリーン」には、プレーヤーがプレーしているホールのグリーン=つまり、目標とするグリーン以外のすべてのグリーンが含まれ、練習エリアにあるグリーンも原則「目的外グリーン」となる。
そこでこのケースだが、旧ルールではサブグリーン上にボールが乗った場合だけ、「サブグリーンによる障害」が生じたとされ、スタンスや意図するスイングの妨げになるというだけでは、「障害」はないとされた。つまり、サブグリーン上にスタンスを取ってストロークしなければならなかった。
ただし、多くのゴルフ場でそのような場合も「救済のドロップができる」もしくは「救済のドロップをしなければならない」といったローカルルールを追加で定めていた。
では、現在のルールだが、規則13-1f「目的外グリーンから救済を受けなければならない」で、ボールが目的外グリーンの上にある場合だけではなく、「目的外グリーンがプレーヤーの意図するスタンスや意図するスイング区域の物理的な障害となる場合」、つまり物理的に抵触する場合も「障害」が生じたことになり、必ず救済処置を取らなければならないと定めている。
にもかかわらず、そのままストロークをしたときは「一般の罰」=2ペナとなる。そして、この場合の救済処置だが、まずスタンスがサブグリーンにかからず、かつ元のボールの位置よりホールに近づかない、元の位置から最も近い地点=「基点」を求め、その基点よりホールに近づかない1クラブレングスの範囲(サブグリーンの障害を回避できる)が「救済エリア」となる。
なお、グリーン周りのカラーは、ルール上はグリーンに当たらないが、ローカルルールで救済対象とするゴルフ場もある。事前に確認しよう。
『ALBA 810号(2020年12月10日発売号)』より
出典/JGAゴルフ規則
そこでこのケースだが、旧ルールではサブグリーン上にボールが乗った場合だけ、「サブグリーンによる障害」が生じたとされ、スタンスや意図するスイングの妨げになるというだけでは、「障害」はないとされた。つまり、サブグリーン上にスタンスを取ってストロークしなければならなかった。
ただし、多くのゴルフ場でそのような場合も「救済のドロップができる」もしくは「救済のドロップをしなければならない」といったローカルルールを追加で定めていた。
では、現在のルールだが、規則13-1f「目的外グリーンから救済を受けなければならない」で、ボールが目的外グリーンの上にある場合だけではなく、「目的外グリーンがプレーヤーの意図するスタンスや意図するスイング区域の物理的な障害となる場合」、つまり物理的に抵触する場合も「障害」が生じたことになり、必ず救済処置を取らなければならないと定めている。
にもかかわらず、そのままストロークをしたときは「一般の罰」=2ペナとなる。そして、この場合の救済処置だが、まずスタンスがサブグリーンにかからず、かつ元のボールの位置よりホールに近づかない、元の位置から最も近い地点=「基点」を求め、その基点よりホールに近づかない1クラブレングスの範囲(サブグリーンの障害を回避できる)が「救済エリア」となる。
なお、グリーン周りのカラーは、ルール上はグリーンに当たらないが、ローカルルールで救済対象とするゴルフ場もある。事前に確認しよう。
『ALBA 810号(2020年12月10日発売号)』より
出典/JGAゴルフ規則