ゴルフ辞典 ルール&マナー
ジェネラルエリア
同伴プレーヤーのショットで飛んだ泥や切れ芝がボールの上に付着
フェアウェイの芝付きが悪く、ベアグラウンドが残るコースで、同伴競技者が大ダフリ。それで飛んだ泥が少し前にあった自分のボールの上に落ち、ボールは泥と切れ芝まみれになってしまいました。このようなとき、救済があるのでしょうか。
解説
ボールが止まった後にその状態やライが変えられた場合は元の状態に 戻すことができる
ゴルフは、インプレーのボールをあるがままにプレーする競技であるが、ボールが止まった後にライが変えられた場合は、(すべてではないが)プレーヤーはオリジナルのライやボールの状態に戻すことが認められている。
しばしば目にするのは、ガードバンカーから叩き出された砂がすぐ先のカラーに止まっていたボールの上に降り注いだ場合。そのようなとき、プレーヤーはボールの状態やライを元に戻すことができる。
ただし、あくまでも規則上の「救済」ではないので、別のボールに取り換えることはできない。
まず、規則8−1dに、プレーヤーのボールが止まった後、ストロークに影響を及ぼす状態が悪化したときとして、それが「プレーヤー以外の人、または動物、人工物によって悪化した場合」は、罰なしで、「できる限りほぼ同様に元の状態に復元することができる」とあり、ボールに泥や切れ芝が乗ったり、付着した場合は、「(元の状態に復元するためにそうすることが合理的な場合は)球の箇所をマークして拾い上げて、ふいて、その球を元の箇所にリプレースする」ことができると規定されている。
ボールのライも悪化しているのであれば、元の状態に戻すことができる。
ただし、その悪化がプレーヤー本人や自然物、自然の力(例えば、風、水)によるものだったときは、元の状態に戻すことはできない。
元に戻したときは、いわゆる不正な「ライの改善」に当たり、プレーヤーには一般の罰=2ペナが課せられる。
例えば、「ボールのすぐ近くに立つ樹木から枝が落ち、プレーヤーの球のライ、スタンスやスイング区域を変えた」という場合、プレーヤーはボールをそのまま、あるがままの状態でプレーしなければならない。
『ALBA 795号(2020年4月23日発売号)』より
しばしば目にするのは、ガードバンカーから叩き出された砂がすぐ先のカラーに止まっていたボールの上に降り注いだ場合。そのようなとき、プレーヤーはボールの状態やライを元に戻すことができる。
ただし、あくまでも規則上の「救済」ではないので、別のボールに取り換えることはできない。
まず、規則8−1dに、プレーヤーのボールが止まった後、ストロークに影響を及ぼす状態が悪化したときとして、それが「プレーヤー以外の人、または動物、人工物によって悪化した場合」は、罰なしで、「できる限りほぼ同様に元の状態に復元することができる」とあり、ボールに泥や切れ芝が乗ったり、付着した場合は、「(元の状態に復元するためにそうすることが合理的な場合は)球の箇所をマークして拾い上げて、ふいて、その球を元の箇所にリプレースする」ことができると規定されている。
ボールのライも悪化しているのであれば、元の状態に戻すことができる。
ただし、その悪化がプレーヤー本人や自然物、自然の力(例えば、風、水)によるものだったときは、元の状態に戻すことはできない。
元に戻したときは、いわゆる不正な「ライの改善」に当たり、プレーヤーには一般の罰=2ペナが課せられる。
例えば、「ボールのすぐ近くに立つ樹木から枝が落ち、プレーヤーの球のライ、スタンスやスイング区域を変えた」という場合、プレーヤーはボールをそのまま、あるがままの状態でプレーしなければならない。
『ALBA 795号(2020年4月23日発売号)』より