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    ゴルフ辞典 ルール&マナー

    ペナルティーエリア

    ペナルティエリア内で、クラブをソールしたり、枯葉を取り除いた
    一緒に回ったプレーヤーが、ペナルティエリア内からのアプローチナイスショット。でも、打つ前にクラブをソールし、素振りで芝に打ち込み、ボールのすぐ後ろにあった枯葉を取り除いていました。違反ではないのでしょうか?

    解説

    ペナルティエリアでも、ジェネラルエリアと同じことができる。ただし、「バンカー内」では禁止されていることがある

    旧ルールでは、ハザードバンカーウォーターハザード)内にボールが止まっているとき、プレーヤーはそのハザード内にソールすることやルースインペディメントを動かすことは禁止されていた。

    しかし、現行ルールでは、ペナルティエリア内にあるボールをプレーする際は、規則17-1bにより、

    ジェネラルエリアにある球に適用する同じ規則に基づいて罰なしに球をあるがままにプレーする(つまりペナルティエリアから球をどのようにプレーできるかを制限する特定の規則はない)」と規定されており、ペナルティエリア内でも、ジェネラルエリア内でのプレーと同様、ソールをすること、素振りで芝に触れること、ボール近くのルースインペディメントを取り除くことも認められている。

    また、ルースインペディメントを取り除いたことでボールが動いた場合も、ジェネラルエリア内と同様で、規則15-1bにより1罰打を付加し、ボールはリプレースしなければならない。ただし、取り除いたルースインペディメントは、元に戻す必要はない。

    このルールを知らず、ペナルティエリア内で旧ルールのハザードの規定のままにプレーすると、窮屈になる。

    米女子ツアーの「ANAインスピレーション」では、河本結が(ペナルティエリアではないが)バンカー内で、ルースインペディメントを取り除くことができるのか確信が持てず、競技委員に確認するというプレーの停滞があった。前述のペナルティエリア同様、バンカー内でも、ルースインペディメントを取り除くことができる。

    ただし、バンカー内では、素振りで砂に触れることや、ソールすることを含め、ボールの直前・直後の砂に触れることは禁止。違反した場合は「一般の罰」で2ペナが付加される。

    『ALBA 807号(2020年10月22日発売号)』より

    写真/山上 忠 出典/JGAゴルフ規則

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