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    ゴルフ辞典 ルール&マナー

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    カート道路で跳ねて傷ついた球を救済の際に別球に交換してもいい?
    現行ルールでは球の表面が切れたり、ひびが入ったりしなくても、ボールをプレー中に、別球に取り替えられる場合がある。よく確認しておこう。

    解説

    傷ついたというだけでは別球への取り替えは不可だが、罰打の有無に関係なく救済を受ける際には取り替えられる

    まず、現行ルールでは規則6−3b「ホールのプレー中に別の球に取り替えること」に、

    ドロップしたり、プレースする救済を受ける場合、プレーヤーは元の球か別の球のいずれかを使用することができる」とあり、罰打の有無に関係なく救済を受ける際には、別のボールに取り替えることができる。

    それゆえ、このケース(「動かせない障害物」からの救済)でも、傷がついたボールを別球に交換してもルール上の問題はない。

    では、「救済」ではなく、ボールがジェネラルエリアにあり、あるがままでプレーしなければならない場合は?

    球の取り替えについては、規則4−2c「ホールのプレー中に球が切れる、ひびが入る」で、

    「元の球が切れている、またはひびが入っていて、この損傷がプレーしているホールで起きたことが明確に分かる場合だけ別の球に取り替えることができる。しかし、単に引っ掻いた、擦った、ペイントが剥がれた、色あせただけの場合は取り替えることはできない」と規制されている(違反すると2打罰)。なので、表面に擦り傷ができたというだけでは、取り替えはできない。

    それでも、ひびが入ったかも? と思われるような場合は、同規則により、拾い上げて確認することができる。

    ただし、その際には、

    「球の箇所を最初にマークしなければならず、球をふいてはならない」とあるので、要注意。

    なお、その際に旧ルールでは、マーカーあるいは同じ組のプレーヤーにその旨を告げたうえで、勝手に拾い上げるのではなく、その過程に立ち会ってもらわなければならなかったが、現ルールではそのような規定はない。

    しかし、誤解をされないよう、拾い上げてチェックする際には周囲にその旨を告げるべきだろう。

    『ALBA 802号(2020年8月12日発売号)』より

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