シン貧打爆裂レポート『Mizuno Pro 223 アイアン』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2021年10月14日 08時00分
注目ポイント
ミズノの『Mizuno Pro 223 アイアン』は、2021年10月15日発売です。
“打感と飛距離を両立したアイアン。ELITE PLAYERS CAVITY”というコピーです。
『Mizuno Pro 223 アイアン』の最大の特徴は、ミズノの十八番であるネックまで一体で(他のメーカーは、ネックはあとから圧着している)鍛造する「グレインフローフォージドHD」です。これが、ミズノ独特の心地の良い打感を生みます。
次も高い技術です。多くのメーカーは、高反発を生み、高強度で、軽いことから設計の自由が広がるクロモリ鋼を競ってフェース素材として使っていますが、打感の部分はボディーを軟鉄にすることに頼っている傾向があります。ミズノは、『Mizuno Pro 223 アイアン』の4番〜7番において、フェースだけではなく、ヘッド全てを「クロムモリブデン鋼(SCM420)」で製造しています。これで、飛距離性能を極限まで高め、打感も犠牲にせずにスペシャルなアイアンを作ることが可能になりました。
『Mizuno Pro 223 アイアン』は、ツアーモデルのようなコンパクトヘッドになっています。美しいだけではなく、戦うための狙いやすさや安心感があります。これも機能です。
そして、科学的には効果を明確に証明できないのに、トッププロにおいて絶大なる信頼を得ている「銅下メッキ」が施されています。ニッケル、銅、ニッケル、クロムという4層メッキになっているアイアンは、贅沢な無駄だと他のメーカーでは廃止していますが、『Mizuno Pro 223 アイアン』では復活されています。やわらかさを感じさせ、接触時間が長くなるメリットがあるといわれています。
最後になりますが、「新フローマイクロスロット構造」を『Mizuno Pro 223 アイアン』は採用しています。深いキャビティ部分は、ソールサイドから貫通させているのです。フローしているのは、4番の貫通形状が大きく、幅広で、深い重心と高弾道を狙っています。5番、6番は全体の幅を狭くして、中央だけ幅広にというように変化させ、打点のブレに強くしています。7番は、幅広の部分がなく、飛距離性能だけに特化させています。これは、上からメッキされているので、全く見えませんが、しっかりと機能していて、反発係数は5番アイアンで“0.816”という驚異的な数字になっているそうです。
フローはフェース長でも行われます。軟鉄で作られた8番以下の『Mizuno Pro 223 アイアン』は、1番手で約0.5ミリずつフェース長が短くなります。これがコンパクトに見えるフェースの秘密でもありますが、短いアイアンは敏感さが求められて、かつ、抜けやすさも欲しいというゴルファーの高いレベルの要求に応えたもののようです。
『Mizuno Pro 223 アイアン』は、キャビティタイプとはいえ、バックフェースを剥き出しにせず、現在のトレンドでもある蓋で塞いだ形状になっています。厳密に書くと、中空アイアンのようだともいえます。この部分を見て、安心すると感じるゴルファーもいると思います。
試打した日は、薄曇りで、気温は25度〜29度。微風でした。
使用したボールは『TOUR BX』です。
『Mizuno Pro 223 アイアン』は番手ごとのフローは機能するのか? 注意しながら打ってみました!
“打感と飛距離を両立したアイアン。ELITE PLAYERS CAVITY”というコピーです。
『Mizuno Pro 223 アイアン』の最大の特徴は、ミズノの十八番であるネックまで一体で(他のメーカーは、ネックはあとから圧着している)鍛造する「グレインフローフォージドHD」です。これが、ミズノ独特の心地の良い打感を生みます。
次も高い技術です。多くのメーカーは、高反発を生み、高強度で、軽いことから設計の自由が広がるクロモリ鋼を競ってフェース素材として使っていますが、打感の部分はボディーを軟鉄にすることに頼っている傾向があります。ミズノは、『Mizuno Pro 223 アイアン』の4番〜7番において、フェースだけではなく、ヘッド全てを「クロムモリブデン鋼(SCM420)」で製造しています。これで、飛距離性能を極限まで高め、打感も犠牲にせずにスペシャルなアイアンを作ることが可能になりました。
『Mizuno Pro 223 アイアン』は、ツアーモデルのようなコンパクトヘッドになっています。美しいだけではなく、戦うための狙いやすさや安心感があります。これも機能です。
そして、科学的には効果を明確に証明できないのに、トッププロにおいて絶大なる信頼を得ている「銅下メッキ」が施されています。ニッケル、銅、ニッケル、クロムという4層メッキになっているアイアンは、贅沢な無駄だと他のメーカーでは廃止していますが、『Mizuno Pro 223 アイアン』では復活されています。やわらかさを感じさせ、接触時間が長くなるメリットがあるといわれています。
最後になりますが、「新フローマイクロスロット構造」を『Mizuno Pro 223 アイアン』は採用しています。深いキャビティ部分は、ソールサイドから貫通させているのです。フローしているのは、4番の貫通形状が大きく、幅広で、深い重心と高弾道を狙っています。5番、6番は全体の幅を狭くして、中央だけ幅広にというように変化させ、打点のブレに強くしています。7番は、幅広の部分がなく、飛距離性能だけに特化させています。これは、上からメッキされているので、全く見えませんが、しっかりと機能していて、反発係数は5番アイアンで“0.816”という驚異的な数字になっているそうです。
フローはフェース長でも行われます。軟鉄で作られた8番以下の『Mizuno Pro 223 アイアン』は、1番手で約0.5ミリずつフェース長が短くなります。これがコンパクトに見えるフェースの秘密でもありますが、短いアイアンは敏感さが求められて、かつ、抜けやすさも欲しいというゴルファーの高いレベルの要求に応えたもののようです。
『Mizuno Pro 223 アイアン』は、キャビティタイプとはいえ、バックフェースを剥き出しにせず、現在のトレンドでもある蓋で塞いだ形状になっています。厳密に書くと、中空アイアンのようだともいえます。この部分を見て、安心すると感じるゴルファーもいると思います。
試打した日は、薄曇りで、気温は25度〜29度。微風でした。
使用したボールは『TOUR BX』です。
『Mizuno Pro 223 アイアン』は番手ごとのフローは機能するのか? 注意しながら打ってみました!
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