シン貧打爆裂レポート『TOUR B X ボール』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2022年2月16日 08時00分
注目ポイント
『TOUR B X ボール』は、2022年2月11日に発売されました。ブリヂストンスポーツのゴルフボールのフラッグシップモデルです。
『TOUR B シリーズ ボール』は、タイガー・ウッズの使用球であり、ブライソン・デシャンボーの使用球です。他にも多くのトッププレーヤーが使用していて、注目すべきは、日本国内の2020-2021シーズンの女子ツアーで53戦24勝という驚異的な勝率をあげたボールだということです。
ぶっ飛びのハードヒッターからちょっと非力な女子プロまでが同じボールで勝負して、結果を残してきたのは、前モデルになるわけです。今回、試打するのは、モデルチェンジした新しいボールです。
『TOUR B X ボール』は、2種類の内の“風に強い飛びのX”というコピーのほうです。飛距離系のゴルファーは、こちらを、と売り場などではオススメされるほうになります。
“プロが求める、あの感触”を極めるために『TOUR B X ボール』は進化したとのことです。これを知って、安心しました。元々、完成度が高いボールが、変な方向に舵を切った開発をして、進化ではなく、退化してしまうことがゴルフ用具では、ごく稀に起きるからです。
こだわったのは「乗り感」だということ。アプローチのときに、フェースとの接触時間が長く感じる感覚というのが、もっともわかりやすい説明になります。実は、最近のやわらかいボールブームの中で、ショートゲームの感触の悪化を指摘するプロはけっこう多いらしいのです。構造的には、中がやわらかく、外が固めで、かつ、外側に重量があることが飛ぶボールにはマストになってきているからだと思われます。
正直に書くと、『TOUR B X ボール』の前モデルは、ショートゲームで、ボールが上に向かって弾けたように飛ぶ癖がありました。ハイボールや、少し厚く入れるアプローチの手法をメインにしているゴルファーにはプラスに働くこともありますが、ボールを抑えてコントロールするゴルファーには、ちょっと気になる部分だったのです。
新しいテクノロジーの一つ目は「リアクティブiQ・ウレタンカバー」です。まったく新しい衝撃吸収剤をウレタンに配合して「乗り感」を向上させるようです。
そして、ボールのエンジンであるコアも新しく「ハイドロLSコア」になりました。こちらは、今までの機能を更にアップさせたもので、大きく別の物にはなっていないとのことでした。
僕はエースボールとして前モデルの『TOUR B X ボール』を使用しています。試打のときに、ボールが変われば、結果も変わってしまうので、徹底してこだわった末の決断です。世界で最も信頼しているボールです。
ツアーボールとしての欠陥がない基本性能の高さが、『TOUR B X ボール』の特徴なのです。飛距離性能、スピン性能、感触、個体差のなさ。全てが最高レベルにありました。
新しい『TOUR B X ボール』も、当然、他のどのボールよりも細かくチェックをすることになります。
試打した日は、曇りで、気温はマイナス7度〜9度。微風。グリーンは9フィートの速さでした。
『TOUR B シリーズ ボール』は、タイガー・ウッズの使用球であり、ブライソン・デシャンボーの使用球です。他にも多くのトッププレーヤーが使用していて、注目すべきは、日本国内の2020-2021シーズンの女子ツアーで53戦24勝という驚異的な勝率をあげたボールだということです。
ぶっ飛びのハードヒッターからちょっと非力な女子プロまでが同じボールで勝負して、結果を残してきたのは、前モデルになるわけです。今回、試打するのは、モデルチェンジした新しいボールです。
『TOUR B X ボール』は、2種類の内の“風に強い飛びのX”というコピーのほうです。飛距離系のゴルファーは、こちらを、と売り場などではオススメされるほうになります。
“プロが求める、あの感触”を極めるために『TOUR B X ボール』は進化したとのことです。これを知って、安心しました。元々、完成度が高いボールが、変な方向に舵を切った開発をして、進化ではなく、退化してしまうことがゴルフ用具では、ごく稀に起きるからです。
こだわったのは「乗り感」だということ。アプローチのときに、フェースとの接触時間が長く感じる感覚というのが、もっともわかりやすい説明になります。実は、最近のやわらかいボールブームの中で、ショートゲームの感触の悪化を指摘するプロはけっこう多いらしいのです。構造的には、中がやわらかく、外が固めで、かつ、外側に重量があることが飛ぶボールにはマストになってきているからだと思われます。
正直に書くと、『TOUR B X ボール』の前モデルは、ショートゲームで、ボールが上に向かって弾けたように飛ぶ癖がありました。ハイボールや、少し厚く入れるアプローチの手法をメインにしているゴルファーにはプラスに働くこともありますが、ボールを抑えてコントロールするゴルファーには、ちょっと気になる部分だったのです。
新しいテクノロジーの一つ目は「リアクティブiQ・ウレタンカバー」です。まったく新しい衝撃吸収剤をウレタンに配合して「乗り感」を向上させるようです。
そして、ボールのエンジンであるコアも新しく「ハイドロLSコア」になりました。こちらは、今までの機能を更にアップさせたもので、大きく別の物にはなっていないとのことでした。
僕はエースボールとして前モデルの『TOUR B X ボール』を使用しています。試打のときに、ボールが変われば、結果も変わってしまうので、徹底してこだわった末の決断です。世界で最も信頼しているボールです。
ツアーボールとしての欠陥がない基本性能の高さが、『TOUR B X ボール』の特徴なのです。飛距離性能、スピン性能、感触、個体差のなさ。全てが最高レベルにありました。
新しい『TOUR B X ボール』も、当然、他のどのボールよりも細かくチェックをすることになります。
試打した日は、曇りで、気温はマイナス7度〜9度。微風。グリーンは9フィートの速さでした。
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