オートマチックにつかまり球が打てる! PRECEPT『PR1』はゴルフを楽にするボールだった!
ブリヂストンが展開する「PRECEPT(プリセプト)」ブランドの『PR1ボール』とは、どんな性能を秘めているのか。海老原秀聡プロにドライバー、アイアン、アプローチ、パターと多角的にテストしてもらうと、ゴルフを楽にしてくれる性能を持ったボールであることが分かった。 取材協力/森永高滝カントリー倶楽部 写真/相田克己 構成/田辺直喜
配信日時:2022年11月7日 07時00分
人気のツアーボールと性能を比較
そんな中で発売された『PR1 ボール』は、アイオノマーカバーを採用した3ピースボール。ブリヂストン独自の「高反発グラデーションコア」が採用され、強い反発力による大きな飛びを実現。その飛距離性能を生かすために、ウレタンではなく「アイオノマー・ハイスピンカバー」を採用し、飛びとスピンを高い次元で両立したボールだと説明されている。
非常に魅力的な説明だが、ここで疑問となるのがツアー系ボールとどんな違いがあるのかということだ。最近のツアー系ボールは、アプローチでスピンがかかるのはもちろん、飛距離性能も年々高まっているため、飛びとスピンを両立したオールマイティボールという意味で近い性能を持っていると考えられるからだ。
そこで今回は、海老原秀聡プロに、弾道計測器「トラックマン」を使用した試打テストを依頼。ドライバー、7番アイアン、ウェッジでそれぞれ人気のツアー系ボールと弾道比較を行い、フィーリングも含め、どんな違いがあるのかを検証してもらった。
早速、ドライバーでの性能から見ていこう。
爽快な打ち出しでハイドローになる
まずは海老原プロ自身が、普段から使用するツアー系ボールを打ってもらった。結果は以下の通り。
「慣れていることもあり、打っていて安心感がありますね。インパクトの瞬間にボールの重さが感じられて、しっかりフェースに乗ってくれます。また、程よくスピンも入りますので、球筋を打ち分けたりするコントロール性の高さもあります」(海老原プロ)
続いて、PRECEPT『PR1 ボール』の結果がこちら。
続いて、PRECEPT『PR1 ボール』の結果がこちら。
「改めて、ボールの影響の大きさを感じました。同じドライバーで打ったはずなのに芯が広くなったように感じるんですよね。また、ツアー系ボールに比べて、打ち出しが高くなり、安定してボールがつかまってくれます。スピンが少なくなる分、曲がりも少なくなる印象です。オートマチックに高いドローボールが打てるボールだと言えますね」(海老原プロ)
海老原プロのコメントからも分かるように、ツアー系ボールに比べて、オートマチックにやさしく飛ばすという意味で、『PR1 ボール』に明らかな優位性が見られた。また、打感についても明確な違いがあるという。
「軽快に弾いてくれるというか、ツアー系ボールに比べて、インパクト時の抵抗がすごく軽く抑えられているんですよね。それでいてフェースに乗る感触もある。打っていて気持ちいいですし、こういうボールは18ホールをプレーすることを考えた時にすごく楽だと思いますよ」(海老原プロ)
海老原プロのコメントからも分かるように、ツアー系ボールに比べて、オートマチックにやさしく飛ばすという意味で、『PR1 ボール』に明らかな優位性が見られた。また、打感についても明確な違いがあるという。
「軽快に弾いてくれるというか、ツアー系ボールに比べて、インパクト時の抵抗がすごく軽く抑えられているんですよね。それでいてフェースに乗る感触もある。打っていて気持ちいいですし、こういうボールは18ホールをプレーすることを考えた時にすごく楽だと思いますよ」(海老原プロ)
アイアンではボール初速が出る分、『PR1』のキャリーが伸びた
ドライバーではオートマチックに安定して高いドローが打てると評価されたPRECEPT『PR1 ボール』。7番アイアンで打った場合はどうなるのだろう。
早速、ツアー系ボールと『PR1 ボール』それぞれの結果を見ていこう。
早速、ツアー系ボールと『PR1 ボール』それぞれの結果を見ていこう。
「やはりツアー系ボールに比べて、『PR1 ボール』は安定してつかまったボールが打てますね。さまざまな球筋を打てるツアー系ボールとは明らかな違いがあって、オートマチックに一定の球筋で攻められるボールだと言えるでしょう。その上で、アイオノマーカバーやコアの効果で楽に飛距離が出せます。ドライバー、アイアンと飛距離が伸びて、しかも曲がりが少なくなればゴルフは本当に楽になりますからね。正直、フィーリングも悪くないので、長いコースをプレーするのであれば、ボクも使いたいと思いましたよ」(海老原プロ)
アプローチでは一定のスピン量で距離感が合いやすい
ドライバー、アイアン共に飛距離性能の高さやオートマチックに一定の球筋で攻められるという意味で、ツアー系ボールにはない強みを見せたPRECEPT『PR1 ボール』。ここで気になるのは、アプローチをした時のスピン量がどれほど出るかということだ。
ツアー系ボールでは、ほとんどの場合、アプローチスピンを確保するためにソフトで食いつきの良いウレタンカバーが採用されている。一方、『PR1 ボール』は“ハイスピン”とは銘打たれているものの、ディスタンス系に多いアイオノマーカバーが採用されているから、ショットでは有利でも、アプローチでは明らかな差が出るかもしれない。
今回は58度のウェッジで腰から腰の高さの振り幅、30ヤード前後を狙うアプローチで、球質の違いをチェックした。まずは、ツアー系ボールの結果を見ていこう。
ツアー系ボールでは、ほとんどの場合、アプローチスピンを確保するためにソフトで食いつきの良いウレタンカバーが採用されている。一方、『PR1 ボール』は“ハイスピン”とは銘打たれているものの、ディスタンス系に多いアイオノマーカバーが採用されているから、ショットでは有利でも、アプローチでは明らかな差が出るかもしれない。
今回は58度のウェッジで腰から腰の高さの振り幅、30ヤード前後を狙うアプローチで、球質の違いをチェックした。まずは、ツアー系ボールの結果を見ていこう。
「ツアー系ボールは、インパクトの瞬間にカチッとカバーの硬さが感じられて、しっかりフェースに食いつく感触があります。安定してスピンが入る分、球質の打ち分けがしやすく、状況に応じて、止めるショットなども打ちやすくなっています」(海老原プロ)
続いて、同じスイングで打った『PR1 ボール』の結果がこちら。
続いて、同じスイングで打った『PR1 ボール』の結果がこちら。
「正直一番驚いたのはこのアプローチにおける性能かもしれません。通常、アイオノマーカバーのボールは、球離れが早く、すっぽ抜けるようなイメージで高く打ち上がって、スピンも全然入らないことが多いです。しかし、『PR1 ボール』の場合、ショットに近い軽快な打感の中にしっかりとフェースに乗る感触があり、打ち出し角もツアー系ボールに近い数値になっています。その上で、スピンが4,000回転近く入っていますから十分ですよ。むしろ、スピン量が安定していて、増えすぎたり、減りすぎたりすることがないので、距離感を作りやすいボールだと言えますね」(海老原プロ)
ちなみに、パターでもボールの比較をしてもらったが、『PR1 ボール』の方がやや球足が伸びる印象だった。
ちなみに、パターでもボールの比較をしてもらったが、『PR1 ボール』の方がやや球足が伸びる印象だった。
「同じスピードでストロークして打ち比べてみると、少しだけ『PR1 ボール』の方が球足が強くコロがる印象でした。パターでショートしがちな人に『PR1 ボール』を使うことで改善されるかもしれません。また、自然と強いコロがりにもなってくれますので、同じ傾斜でも曲がりが気持ち少なくなります。ラインを浅く読んでカップを狙うのがおすすめです」(海老原プロ)
ここまでの結果をまとめると、PRECEPT『PR1 ボール』は、ドライバーからパターまで一貫して、オートマチックに強く伸びる球筋が出せるボールだと言えそうだ。ショットでは高く強いドローボールで飛ばせて、ショートゲームでは伸びのある球質でしっかりピンまで届く。ツアー系ボールのようなゴルファーの感覚を生かして自在に攻められるのとは違い、オートマチックさでゴルフを楽にしてくれるのが『PR1 ボール』なのだ。もっと飛ばしたい、スコアを伸ばしたいなど、ゴルファーのさまざまな悩みを解消してくれる可能性を秘めたボールだった。
PRECEPT公式サイト
ここまでの結果をまとめると、PRECEPT『PR1 ボール』は、ドライバーからパターまで一貫して、オートマチックに強く伸びる球筋が出せるボールだと言えそうだ。ショットでは高く強いドローボールで飛ばせて、ショートゲームでは伸びのある球質でしっかりピンまで届く。ツアー系ボールのようなゴルファーの感覚を生かして自在に攻められるのとは違い、オートマチックさでゴルフを楽にしてくれるのが『PR1 ボール』なのだ。もっと飛ばしたい、スコアを伸ばしたいなど、ゴルファーのさまざまな悩みを解消してくれる可能性を秘めたボールだった。
PRECEPT公式サイト