セッティングの幅が大きくなった弾道調整機能
以前のコラムで紹介した、2017年モデルのテーラーメイドの『M』シリーズ。フラッグシップモデルとなる『M1 460』は、金属以外の軽量素材の比率を増やし、その余剰重量をウェイト部分に配分したのが特徴だ。その結果、ソールに施された『Tトラック・システム』は、重量が増え、ウェイトも67mmから80mmへと、可動域が大きくなり、より大胆な弾道調整が可能になった。
もちろん、“カチャカチャ”と呼ばれるネック部分の調整機能も健在で、ロフト角やライ角を調整することが出来る。ゴルファーは、好きなロフト角のヘッドと、豊富な種類の中からシャフトを選んでからも、細かに弾道調整できるというわけだ。オーソドックスな手順としては、まずロフト・ライ角を“カチャカチャ”で決めて、それから「フロントトラック」のウェイトで、ボールのつかまり度合いを調節し、さらに「バックトラック」のウェイトを移動して、バックスピン量を微調整することが出来る。この3段階の調整が決まってくると、ゴルファーのパフォーマンスはさらに引き出せるだろう。
もちろん、“カチャカチャ”と呼ばれるネック部分の調整機能も健在で、ロフト角やライ角を調整することが出来る。ゴルファーは、好きなロフト角のヘッドと、豊富な種類の中からシャフトを選んでからも、細かに弾道調整できるというわけだ。オーソドックスな手順としては、まずロフト・ライ角を“カチャカチャ”で決めて、それから「フロントトラック」のウェイトで、ボールのつかまり度合いを調節し、さらに「バックトラック」のウェイトを移動して、バックスピン量を微調整することが出来る。この3段階の調整が決まってくると、ゴルファーのパフォーマンスはさらに引き出せるだろう。
『M1』とは別に、数ある弾道調整機能の中で、画期的だと思うのは、タイトリストの『917D』だ。それまでの『SURE FIT&CGホーゼル』に加え、あらたに『SURE FIT&CGウェイト』という機能が搭載。これは、ヘッド後方のウェイトポートに棒状のウェイトを入れて、弾道調整するものだ。手前側が重いウェイトを入れて、つかまりを良くしたり、重量の軽いウェイト(別売)を挿入することで、ヘッド重量を変更することが出来る。例えば、軽くてつかまりの良いウェイトを挿入して、シャフトを長くすることも容易になる。
『917D』の場合、別売りウェイトが2本で5000円(税別)とやや高めで、フェアウェイウッドとも互換性がないので、割高感は否めないが、機能をうまく使えば、ヘッドのパフォーマンスをさらに高めることが出来る。ウェイトポートのポジションも絶妙で、重さが変わっても振った感じに違和感が出ないのもいい。もともとのヘッド重量がやや重めということもあり、軽めのウェイトのほうが良い結果が出ることが多いようだが先入観なしに多くのゴルファーに試して欲しい機能だ。
『917D』の場合、別売りウェイトが2本で5000円(税別)とやや高めで、フェアウェイウッドとも互換性がないので、割高感は否めないが、機能をうまく使えば、ヘッドのパフォーマンスをさらに高めることが出来る。ウェイトポートのポジションも絶妙で、重さが変わっても振った感じに違和感が出ないのもいい。もともとのヘッド重量がやや重めということもあり、軽めのウェイトのほうが良い結果が出ることが多いようだが先入観なしに多くのゴルファーに試して欲しい機能だ。