アーニー・エルス、48歳。やさしい道具の伝道師だからこそ結果も出す!
今年からダンロップ『XXIO』のグローバルアンバサダーになった“ビッグ・イージー”ことアーニー・エルス(48)。また、昨季使って結果の出た『Bloodline』のアンバサダーにも就任。その説得力についてマニアックチームで議論に…。
配信日時:2018年2月16日 04時19分
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「ラクにゴルフがしたくなったんだよ」(エルス)
筆者 「主役の松山英樹が居ないのが非常に残念なのですが、【ジェネシス・オープン】の初日は勇気をもらえるニュースもあります。今年から『XXIO』のアンバサダーになって実際に試合投入しているアーニー・エルス(南ア)が初日2アンダーと上々の滑り出しです。同じ48歳のかつての“ビッグ5”、レティーフ・グーセン(南ア)も3アンダーと懐かしい面々が頑張っていますね」
⇒「ジェネシス・オープン」初日の成績
PCM筒康博(以下、筒) 「グーセン、懐かしいなぁ〜。2001〜2004年あたりは強かったですよね。エルスと同郷で同い年ですが、左ヒジをたわませたバックスイングから強烈なハイドローを打ってました」
PCM編集長(以下、P編) 「48歳かぁ…。私で言うと5年前にあたるのだけど、ちょうどそのくらいからガクッと体力的というか、筋力的な衰えを感じた年齢だなぁ。そこから数年は認めたくない自分もいてあがいていたし、長岡にヘッドスピードでは対抗できないとハッキリ認識したのは48歳の頃だった…。高桑記者、エルスは『XXIO』について何て言ってたの?」
高桑記者 「『XXIO』を選んだのは、年齢的にラクにゴルフをしたくなったからだよ、クラブ選びの考え方が昔とは変わってきたんだと言ってました。表情はすごく明るくて、新しいおもちゃを手にした子供みたいな感じでした。ルックスも打った感じもすごくいい。飛距離は5ヤードくらい伸びたかな。シャローフェースって意外にいいんだよ、しかもボール初速がすごく上がったんだと、おべっかではなく、本気で気に入っている様子でした。日本人のボクからすれば、『XXIO』の高性能は当たり前のことなんですけど、PGAツアーの元トップからすれば、大発見なんですね…」
筆者 「エルスって、温厚な人柄で慈善事業も昔から活動していて、かなりツアーで尊敬されていますよね。そして、いろんなツアーのいろんな人に、自ら『XXIO』の良さを広める!って意気込んでいるようですね」
高桑記者 「そうですね。その言葉に絶対に嘘はないと思います。人柄の温かさがにじみ出ていますよ、彼は。ダンロップもすごくいい契約ですよね。ビッグ・イージーという彼の愛称自体が、『XXIO』の性能をまさに表していますし、両者の相性は最高でしょう」
P編 「高桑記者、いまのは“アイショウ”をかけたのかな?」
高桑記者 「ノーコメントで」
筒 「……。(ボクのポジションが奪われる…悔しいィ〜)」
⇒「ジェネシス・オープン」初日の成績
PCM筒康博(以下、筒) 「グーセン、懐かしいなぁ〜。2001〜2004年あたりは強かったですよね。エルスと同郷で同い年ですが、左ヒジをたわませたバックスイングから強烈なハイドローを打ってました」
PCM編集長(以下、P編) 「48歳かぁ…。私で言うと5年前にあたるのだけど、ちょうどそのくらいからガクッと体力的というか、筋力的な衰えを感じた年齢だなぁ。そこから数年は認めたくない自分もいてあがいていたし、長岡にヘッドスピードでは対抗できないとハッキリ認識したのは48歳の頃だった…。高桑記者、エルスは『XXIO』について何て言ってたの?」
高桑記者 「『XXIO』を選んだのは、年齢的にラクにゴルフをしたくなったからだよ、クラブ選びの考え方が昔とは変わってきたんだと言ってました。表情はすごく明るくて、新しいおもちゃを手にした子供みたいな感じでした。ルックスも打った感じもすごくいい。飛距離は5ヤードくらい伸びたかな。シャローフェースって意外にいいんだよ、しかもボール初速がすごく上がったんだと、おべっかではなく、本気で気に入っている様子でした。日本人のボクからすれば、『XXIO』の高性能は当たり前のことなんですけど、PGAツアーの元トップからすれば、大発見なんですね…」
筆者 「エルスって、温厚な人柄で慈善事業も昔から活動していて、かなりツアーで尊敬されていますよね。そして、いろんなツアーのいろんな人に、自ら『XXIO』の良さを広める!って意気込んでいるようですね」
高桑記者 「そうですね。その言葉に絶対に嘘はないと思います。人柄の温かさがにじみ出ていますよ、彼は。ダンロップもすごくいい契約ですよね。ビッグ・イージーという彼の愛称自体が、『XXIO』の性能をまさに表していますし、両者の相性は最高でしょう」
P編 「高桑記者、いまのは“アイショウ”をかけたのかな?」
高桑記者 「ノーコメントで」
筒 「……。(ボクのポジションが奪われる…悔しいィ〜)」
コレが48歳、エルスの最新セッティング!
P編 「うわぁ、本当に『ゼクシオテン』のドライバーとFWを入れているんだね。その他のクラブも、パター以外は全部スリクソンとクリーブランドじゃない」
筒 「エルス選手は191センチと長身で腰の位置が高いですから、UTはアイアン型でも上から打つことができますよね。アイアンは松山英樹選手の『Z945』のようにマッスルバックではなく、中間の『Z745』と、こちらもやややさしいものを使用していますね」
高桑記者 「ちょっと珍しいなぁ…と思ったのは、エルスのドライバーにはいくつも数字が書いてあったんですよ。ボクはそこまでギアに詳しくないので、皆さん、見てみてください」
筒 「エルス選手は191センチと長身で腰の位置が高いですから、UTはアイアン型でも上から打つことができますよね。アイアンは松山英樹選手の『Z945』のようにマッスルバックではなく、中間の『Z745』と、こちらもやややさしいものを使用していますね」
高桑記者 「ちょっと珍しいなぁ…と思ったのは、エルスのドライバーにはいくつも数字が書いてあったんですよ。ボクはそこまでギアに詳しくないので、皆さん、見てみてください」
P編 「これは、まだ投入したばかりだから、確認用のスペック数字が書いてあるだけだろう。エースに決まればすぐにこの文字を消すと思う。59.5というのはライ角、その下の9.0はリアルロフト、一番下の197はヘッド重量で間違いないと思う。ヘッド重量はおそらく市販のゼクシオとまったく同じだよ、コレ…。5というのは、数あるヘッドの中でのナンバリングじゃないか?」
筆者 「一番上にある.825ってなんでしょうね?」
筒 「長さだと思いますよ。おそらく、最初の二桁の数字が消されているんだと思います。44.825インチとの長さを表していると予想しますね。クラウンに鉛を張るのは珍しいですね。振り心地を整えるための2g程度のものでしょうが、エルス選手がヘッド挙動にかなり敏感なことがうかがえます。そこから推測すると、初速がアップしていることや距離が伸びていることは本人の実感どおりなんでしょうね」
筆者 「シャフトは『ProjectX Even Flow Blue』でクセのない中調子タイプかなぁ。カラーリングがゼクシオにピッタリですね!PGAツアーの初日のスタッツでも、平均286.5ヤード、最長306ヤードと飛んでますし、FWキープ率も78.57%と、さすが『ゼクシオテン』、曲がってないです。上々の滑り出しも頷けますね」
筒 「でも、エルス選手はパターがイップス気味でしたよね…」
筆者 「一番上にある.825ってなんでしょうね?」
筒 「長さだと思いますよ。おそらく、最初の二桁の数字が消されているんだと思います。44.825インチとの長さを表していると予想しますね。クラウンに鉛を張るのは珍しいですね。振り心地を整えるための2g程度のものでしょうが、エルス選手がヘッド挙動にかなり敏感なことがうかがえます。そこから推測すると、初速がアップしていることや距離が伸びていることは本人の実感どおりなんでしょうね」
筆者 「シャフトは『ProjectX Even Flow Blue』でクセのない中調子タイプかなぁ。カラーリングがゼクシオにピッタリですね!PGAツアーの初日のスタッツでも、平均286.5ヤード、最長306ヤードと飛んでますし、FWキープ率も78.57%と、さすが『ゼクシオテン』、曲がってないです。上々の滑り出しも頷けますね」
筒 「でも、エルス選手はパターがイップス気味でしたよね…」
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⇒エルスのパターの秘密とは?