ピン『i500』&『i210』アイアンのアマ試打レポ。「ウッド抜きでハーフ5アンダーが出るとは…」
PINGの新商品試打ラウンドのレポートです。パーゴルフ&LBA編集部のギア担当、筆者とPING伍井さんの組でチーム戦を戦うことに…。ベストボール形式のスクランブル戦ですが、これが色んな意味でアツかった…。
配信日時:2018年7月21日 03時55分
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「えっ、午前中はウッド抜きなの!?」
PING山口さん 「今日は暑い中お集まり頂き、ありがとうございます。恒例の新商品試打ラウンドですが、今回は秋の新製品『i500』、『i210』のアイアンと、『グライドフォージド』ウェッジの性能をご体感頂きたいので、午前中はアイアンのみでスクランブル戦を戦ってください。午後からは自由にウッドも使えます」
筆者 「……。(げっ、アイアンのみなんだ…)田辺、どうする? ウッド抜きで戦わなきゃいけないんだって。保科さんは飛ばないし、俺はアイアンでも曲がるし、絶対に不利だぞ。ひと組QPさんと鹿又芳典さんが合体したズルい組とかあるし、これは負け戦が濃厚だなぁ…」
ALBA編集部・田辺(以下、田辺) 「はい、前の組には今野一哉プロがいますし、これは不利です…。去年の『G400』のときは、EVEN福田さんの飛ばしと、永野竜太郎プロの凄まじいプレーで16アンダーで優勝してしまいましたからね。連覇を目指したいですが、今回はメンバーが……。(チラッ)」
筆者 「(チラッ)」
筆者 「……。(げっ、アイアンのみなんだ…)田辺、どうする? ウッド抜きで戦わなきゃいけないんだって。保科さんは飛ばないし、俺はアイアンでも曲がるし、絶対に不利だぞ。ひと組QPさんと鹿又芳典さんが合体したズルい組とかあるし、これは負け戦が濃厚だなぁ…」
ALBA編集部・田辺(以下、田辺) 「はい、前の組には今野一哉プロがいますし、これは不利です…。去年の『G400』のときは、EVEN福田さんの飛ばしと、永野竜太郎プロの凄まじいプレーで16アンダーで優勝してしまいましたからね。連覇を目指したいですが、今回はメンバーが……。(チラッ)」
筆者 「(チラッ)」
保科 「3Iなんて何年ぶりだよ」i500の3Iは武器になる?
パーゴルフ編集部・保科(以下、保科) 「(ギロッと睨んで)こっち見んなって!優勝なんて狙ってねェ〜し。それに、3Iなんて打つの何年ぶりだよ…。『i500』はロフト17度だし、スチールシャフト(モーダス105)しか入ってないし、ヘッドスピード40m/s以下の俺に打てるわけないだろ!ったく…暑いし、きついなぁ〜。全英オープンみたいにこのコースは球が転がらねぇんだから、飛ばし屋の君らが勝手に頑張ってくれ」
PING伍井さん 「まぁまぁ、そうおっしゃらずに。ベストボール形式ですから、各人4ホールティショットのマスト採用はありますが、ロングや長いミドルでは長岡さんや田辺さんに頑張ってもらいましょう。ティショットはマレージングフェースで弾きのいい『i500』の3Iが軸になりますね。確かにロフトは17度ですが、打ってみてください」
PING伍井さん 「まぁまぁ、そうおっしゃらずに。ベストボール形式ですから、各人4ホールティショットのマスト採用はありますが、ロングや長いミドルでは長岡さんや田辺さんに頑張ってもらいましょう。ティショットはマレージングフェースで弾きのいい『i500』の3Iが軸になりますね。確かにロフトは17度ですが、打ってみてください」
50m/s筆者 ―― ピギンッ! ――
48m/s田辺 ―― ファキィーー! ――
45m/s伍井 ―― カギィッ! ――
39m/s保科 ―― パンッ!(小音) ――
筆者 「うわぁ〜〜、“ギンッ”って感じの打感初めてかも…。見た目はフェースサイズがフローしてて大きいから3Iで長くてもそんなに緊張感はないんだけど、打感にビックリしたァ〜。これ、めちゃくちゃフェースがたわんで弾くのが分かるし、飛んでく球がめっちゃ速い…。っていうか伍井さん、見た目は小ぶりなアイアンなのに、フェースの弾きが完全にウッドなんですけど…。あと、不思議なのは、使うロフトやヘッドスピードで音や打感が変わりません?8Iや9Iはアイアンらしくて3Iみたくウッドライクな弾き音じゃないですもん」
保科 「……」
PING伍井さん 「そうですね。打感を重視するなら『i210』だと思います。私はプロでもあるので、『i210』のロフト構成に慣れているので『i500』の飛びには社員ながらに少々面食らっています。残り150ヤードで9Iとか、ゴルファー本能が混乱しますね…。でも、飛びなら絶対的に『i500』で間違いないと思います」
田辺 「軟鉄鍛造のブレード育ちでプロを目指したくちですが、ちょっとビックリです。異素材複合の鍛造マレージングC300フェースって、『G400』 のハイブリッドやFWと同じじゃないですか。3Iだとすごく弾いてしかもロフト17度なのにすごく上がる。いい当たりだとフラットな状況で240ヤード打てますね」
保科 「……。(田辺を睨む)」
48m/s田辺 ―― ファキィーー! ――
45m/s伍井 ―― カギィッ! ――
39m/s保科 ―― パンッ!(小音) ――
筆者 「うわぁ〜〜、“ギンッ”って感じの打感初めてかも…。見た目はフェースサイズがフローしてて大きいから3Iで長くてもそんなに緊張感はないんだけど、打感にビックリしたァ〜。これ、めちゃくちゃフェースがたわんで弾くのが分かるし、飛んでく球がめっちゃ速い…。っていうか伍井さん、見た目は小ぶりなアイアンなのに、フェースの弾きが完全にウッドなんですけど…。あと、不思議なのは、使うロフトやヘッドスピードで音や打感が変わりません?8Iや9Iはアイアンらしくて3Iみたくウッドライクな弾き音じゃないですもん」
保科 「……」
PING伍井さん 「そうですね。打感を重視するなら『i210』だと思います。私はプロでもあるので、『i210』のロフト構成に慣れているので『i500』の飛びには社員ながらに少々面食らっています。残り150ヤードで9Iとか、ゴルファー本能が混乱しますね…。でも、飛びなら絶対的に『i500』で間違いないと思います」
田辺 「軟鉄鍛造のブレード育ちでプロを目指したくちですが、ちょっとビックリです。異素材複合の鍛造マレージングC300フェースって、『G400』 のハイブリッドやFWと同じじゃないですか。3Iだとすごく弾いてしかもロフト17度なのにすごく上がる。いい当たりだとフラットな状況で240ヤード打てますね」
保科 「……。(田辺を睨む)」
筆者 「いろいろ打たなきゃ」 『i500』は飛び系でもスコアになる?
―― 数ホール消化。伍井さん、田辺がバーディ奪取 ――
筆者 「ちょっと〜、田辺も保科さんも、さっきから『i500』ばっかり使ってない?今日はスクランブル戦で勝敗がかかってるけど、一応試打ラウンドなんだからさ。いろいろ打って、伍井さんに話し聞かないと…」
田辺 「いや、失敬…。それは分かってるんですが、どうしても『i500』に手が伸びてしまって…。だって、このオフセットの少なさと小ぶりでシャープな顔つき、完全にボク好みなので。しかも、2、3ホールで距離感をつかめてしまったんで。飛び系アイアンって、タテのコントロールがしづらいものが多いけど、『i500』はコントロール性がよくて、サイドスピンが少ない上にタテ距離も揃うんですよ」
伍井さん 「よく、小顔でこんなにロフトが立ったモデルなのに、すぐにアジャストできますね。すごいですよ、ボクは『i210』くらいの番手と距離感に慣れているので、皆さんのアジャスト能力が羨ましいです」
保科 「……」
筆者 「ちょっと〜、田辺も保科さんも、さっきから『i500』ばっかり使ってない?今日はスクランブル戦で勝敗がかかってるけど、一応試打ラウンドなんだからさ。いろいろ打って、伍井さんに話し聞かないと…」
田辺 「いや、失敬…。それは分かってるんですが、どうしても『i500』に手が伸びてしまって…。だって、このオフセットの少なさと小ぶりでシャープな顔つき、完全にボク好みなので。しかも、2、3ホールで距離感をつかめてしまったんで。飛び系アイアンって、タテのコントロールがしづらいものが多いけど、『i500』はコントロール性がよくて、サイドスピンが少ない上にタテ距離も揃うんですよ」
伍井さん 「よく、小顔でこんなにロフトが立ったモデルなのに、すぐにアジャストできますね。すごいですよ、ボクは『i210』くらいの番手と距離感に慣れているので、皆さんのアジャスト能力が羨ましいです」
保科 「……」
田辺 「まぁ、普段7Iで25度とか、2番手以上飛ぶアイアンの試打経験も多いですから。『i500』はその点、7Iで29度なのでアジャストはすごくラクでした。普通に打って自分のアイアンより1番手、キャリーで言うと10ヤード伸びるなとすぐに分かりました。しかも、球がすごく高く上がるので、転がってしまう飛び系アイアンより遥かにコースで使いやすいです」
筆者 「まぁ、分かるけどさ…、今のところスコア的にまずくない? ロングの取り逃しとか、『グライドフォージド』ウェッジのスピンが利き過ぎるせいもあるよね…。普通なら喜ぶべきなんだけど、段の上に切られたピンで段の下に戻ったり、手前に切られたピンでバックスピンでグリーン出ちゃったりさぁ…。これ、間違いなくPING史上、最もバックスピンがかかるでしょ…。さすが、ルイ・ウーストハウゼンがリクエストして作らせただけあるわ…」
田辺&伍井 「同感です」
筆者 「まぁ、分かるけどさ…、今のところスコア的にまずくない? ロングの取り逃しとか、『グライドフォージド』ウェッジのスピンが利き過ぎるせいもあるよね…。普通なら喜ぶべきなんだけど、段の上に切られたピンで段の下に戻ったり、手前に切られたピンでバックスピンでグリーン出ちゃったりさぁ…。これ、間違いなくPING史上、最もバックスピンがかかるでしょ…。さすが、ルイ・ウーストハウゼンがリクエストして作らせただけあるわ…」
田辺&伍井 「同感です」
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⇒不気味な保科の思惑は…?