PINGの軟鉄鍛造マッスル!? ルイ・ウーストハウゼンがTwitterで新作プロトを投稿【記者の目】
PINGの軟鉄鍛造マッスル!? ルイ・ウーストハウゼンがTwitterで新作プロトを投稿【記者の目】
配信日時:2018年10月4日 00時49分
PING契約のルイ・ウーストハウゼンが2日、PINGのプロトタイプアイアンのテストを投稿していた。
「私の新しい@ pingtourプロトタイプアイロンのテストを楽しみにしています。Forgedをバッグに入れるために、長い時間をかけて@ PingTourと協力してやっていきます」(ルイ・ウーストハウゼン)ウーストハウゼンは、9月4日の投稿でも自身がアイアンショットを放つ写真と共に「そして、次のものへ!」と投稿しており、今回の自らの新作リークは計画的なものだったのか。
公開されたプロトタイプは、PINGには珍しく「CTP」のない軟鉄鍛造のマッスルバックと思われ、バックフェースには『BLUEPRINT』とロゴがある。はたして、これはモデル名となるのだろうか。直訳すれば「青写真」となり、数字のモデル名の多い同社ではこのネーミングはなかなか考えづらい。そして現時点では、R&Aのコンフォーミングリストに登録はない。
これまで「CTP」のたっぷり入った『iBLADE』を使ってきたウーストハウゼン。その『iBLADE』は『S55』の後継であり、これまで小ぶりなブレードを好んできたウーストハウゼンにとっては、待望のモデルとなるのだろう。ただし、ほとんどステンレス鋳造を使用してきただけに、今回の軟鉄鍛造モデルへの移行がスムーズにいくだろうか。その辺りが「長い時間をかけて」との表現になったのかもしれない。
PINGは『iBLADE』だけではなく、ほとんど全てのモデルでステンレス鋳造のボディに「CTP」と呼ぶエラストマーが配置されてきた。「CTP」とは「カスタマー・チューニング・ピット」の略で、ウェイト調整と振動吸収材を兼ねる構造だ。最新作『i210』を含め、『i3』で登場以降、ほとんどのキャビティにこの「CTP」が用いられてきた。
今回ウーストハウゼンが投稿した『BLUEPRINT』(プロトタイプ)は、画像を見る限りでは、一体型の無垢な軟鉄鍛造モデルと思われ、「CTP」らしきものが確認できない。ネックもPINGらしいくびれが確認できず、他社の一般的な軟鉄鍛造モデルと同じ長めのネックを有している。(以前に軟鉄鍛造の『ANSER』があったが、これにはCTPは搭載されていた)
ただし、直近でPINGは『GLIDE FORGED』ウェッジを発表しており、この軟鉄鍛造ウェッジがまさにウーストハウゼンを中心とした、ツアープロの要望で生まれたことを明かしている。長きに渡ってPINGと契約してきたウーストハウゼン。軟鉄鍛造の『BLUEPRINT』も彼の要望で生まれたのか? はたして製品化されるのか? 今後も注目必至だ。
Text/Mikiro Nagaoka
「私の新しい@ pingtourプロトタイプアイロンのテストを楽しみにしています。Forgedをバッグに入れるために、長い時間をかけて@ PingTourと協力してやっていきます」(ルイ・ウーストハウゼン)ウーストハウゼンは、9月4日の投稿でも自身がアイアンショットを放つ写真と共に「そして、次のものへ!」と投稿しており、今回の自らの新作リークは計画的なものだったのか。
公開されたプロトタイプは、PINGには珍しく「CTP」のない軟鉄鍛造のマッスルバックと思われ、バックフェースには『BLUEPRINT』とロゴがある。はたして、これはモデル名となるのだろうか。直訳すれば「青写真」となり、数字のモデル名の多い同社ではこのネーミングはなかなか考えづらい。そして現時点では、R&Aのコンフォーミングリストに登録はない。
これまで「CTP」のたっぷり入った『iBLADE』を使ってきたウーストハウゼン。その『iBLADE』は『S55』の後継であり、これまで小ぶりなブレードを好んできたウーストハウゼンにとっては、待望のモデルとなるのだろう。ただし、ほとんどステンレス鋳造を使用してきただけに、今回の軟鉄鍛造モデルへの移行がスムーズにいくだろうか。その辺りが「長い時間をかけて」との表現になったのかもしれない。
PINGは『iBLADE』だけではなく、ほとんど全てのモデルでステンレス鋳造のボディに「CTP」と呼ぶエラストマーが配置されてきた。「CTP」とは「カスタマー・チューニング・ピット」の略で、ウェイト調整と振動吸収材を兼ねる構造だ。最新作『i210』を含め、『i3』で登場以降、ほとんどのキャビティにこの「CTP」が用いられてきた。
今回ウーストハウゼンが投稿した『BLUEPRINT』(プロトタイプ)は、画像を見る限りでは、一体型の無垢な軟鉄鍛造モデルと思われ、「CTP」らしきものが確認できない。ネックもPINGらしいくびれが確認できず、他社の一般的な軟鉄鍛造モデルと同じ長めのネックを有している。(以前に軟鉄鍛造の『ANSER』があったが、これにはCTPは搭載されていた)
ただし、直近でPINGは『GLIDE FORGED』ウェッジを発表しており、この軟鉄鍛造ウェッジがまさにウーストハウゼンを中心とした、ツアープロの要望で生まれたことを明かしている。長きに渡ってPINGと契約してきたウーストハウゼン。軟鉄鍛造の『BLUEPRINT』も彼の要望で生まれたのか? はたして製品化されるのか? 今後も注目必至だ。
Text/Mikiro Nagaoka