8日（火）、都内にてキャロウェイゴルフの新製品発表会が行われ、人工知能で開発された壮大な『EPIC FLASH』ドライバーと「Flash Face」テクノロジーを搭載したフェアウェイウッドを発表した。一昨年に発売され大ヒットした『GBB EPIC』シリーズの後継に当たり、フェース裏側の2本の柱「ジェイルブレイクテクノロジー」も健在。ここに人工知能と機械学習を通して創造された画期的なフェーステクノロジーを加えた形。

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■『GBB EPIC』よりもっと飛ばすため、フェース開発をAIに

「Flash Face」の洗練された構造は、AI（人工知能）と「機械学習」によって作成された。これは、統計的手法を使用して、コンピュータシステムに明示的にプログラムすることなくデータを「学習」するという。

通常、新ドライバーのフェースデザインには、8〜10回の繰り返しがキャロウェイのエンジニアによって行われる。機械学習を通すとAIは、「Flash Face」にたどり着く前に、それぞれから学習しながら15,000通りのフェース構造設計の反復を繰り返したのだとか。これは通常のコンピューターで処理した場合の34年分に相当する。

この設計はAIなしでは実現されなかった。「Flash Face」のユニークな内部マッピングは、ヒールからトゥまで流れるような数十の微妙な波紋で構成されている。これらの波紋は、フェースセンターのCORを上昇させる目的でAIが最適を計算した。その成果は、フェースセンターで捉えた際の飛距離を飛躍的に向上させるのに役立つと言う。

■2本の柱は健在。『サブゼロ』にもペリメーターウェイトが

『EPIC FLASH』ドライバーには、フェース全体のボールスピードを速くする革新的な「ジェイルブレイクテクノロジー」も健在。2つの内部の砂時計型のジェイルブレイクバーがクラウンをソールに接続し、衝突時にこれら2つの部分を安定させて硬くすることで、フェースがより大きな衝撃荷重を受けてより速いボールスピードを生み出せる。「Flash Face」と「Jailbreak」を組み合わせることで、『EPIC FLASH』は同社史上最も革新的で技術的に高度なドライバーの1つになったと胸を張る。

また、より高いMOI獲得のため、「T2C」と呼ばれる新しい3軸カーボンシートをクラウンに採用。オフセンターヒットに対する寛容性のためMOIを上げるためにヘッド内にウェイトを再配分している。

前作『GBB EPIC』では『STAR』にのみ採用されていたヘッド外周をスライドさせるペリメーターウェイト。今作では、『EPIC FLASHサブゼロ』にもこれが採用されており、より弾道調整がしやすくなっている。

■フェアウェイウッドにも「Flash Face」を採用！

前作『GBB EPIC』シリーズでは、「ジェイルブレイクテクノロジー」がフェアウェイウッドには入っていなかった。（ROGUEから採用）だが、今回のキーテクノロジーである「Flash Face」テクノロジーはフェアウェイウッドにもしっかりと採用された上、「ジェイルブレイク」も入っている。

フェアウェイウッドとドライバーではフェースの面積はまったく異なる。そのため、同社のエンジニアはフェアウェイウッドのための最適なフェース設計をAIと「機械学習」で計算。結果的に、ドライバーとはまったく異なる形状を持つ「Flash Face」が完成したという。

また、同社は以前より短く、より軽いまったく新しいホーゼルシステムも採用。節約された重さは、簡単な打ち上げと飛距離アップのためにCGを再配置するために使用される。プレイヤーがより簡単な打ち上げと最適なフライトで簡単にダイヤルできるようにするための、新「オプティフィットホーゼル」も入った。