契約フリーが証明!女子プロ最強ドライバーは、『エピックFLASHサブゼロ』のウェイト外し!?【記者の目】
契約フリーが証明!女子プロ最強ドライバーは、『エピックFLASHサブゼロ』のウェイト外し!?【記者の目】
配信日時:2019年4月8日 02時30分
<ヤマハレディースオープン葛城 最終日◇7日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6,564ヤード・パー72>
単独首位に立った昨年覇者のアン・ソンジュ(韓国)との4打差を巻き返し、逆転優勝を果たした成田美寿々。今季はここまで「スタッツを見ると吐き気がするくらい」と自身で言うほど不調が続いていた。オフの間は飛距離アップと球の高さを上げることに注力してきたが、開幕後はその成果を出せずにいた。そのため、ドライバーを開幕からPXG『0811x GEN2』、テーラーメイド『M5』と取っ替え引っ替え。
先週の「アクサレディス」から投入したキャロウェイの『エピックFLASHサブゼロ』(以下、サブゼロ)に落ち着き「めっちゃ飛びます。10ヤードは余裕(で伸びている)。フェードでロースピンで、強い球がバンと出てくれるのが気持ちいい」と、大会4日間での平均飛距離は4位(258.875ヤード)。最終日は527ヤードの18番パー5で2オンに成功してバーディで締めた。加えて、「初めてアイアンの飛距離が伸びた。5ヤードくらい。6番アイアンを使わなかった。葛城が短く感じた」とオフの成果を存分に発揮した。
■クラブ契約フリーの強者3人が【サブゼロのウェイト外し】
と、ここまでは成田個人のサクセスストーリーだが、飛距離アップに成功しているのは成田一人ではない。コーチの井上透の同門で、同じくクラブ契約フリーの穴井詩も同ドライバーを使用して「すごくランが出る」と直近で飛距離を伸ばしている。
そして、成田と最終日の熱い戦いを演じたアン・ソンジュも同ドライバー。そして、3人とも後方に配置されているはずのペリメーターウェイトを取り去って使用していた。奇しくも、クラブ契約フリーで「ヤマハ-」上位の3人が同じ【サブゼロのウェイト外し】だったのだ。
この【サブゼロのウェイト外し】は、いま「女子ツアー最強のドライバートレンド」として、クラブ契約フリーとなった金田久美子、契約プロの三浦桃香、テレサ・ルー、柏原明日架などなど、大増殖の気配を見せている。
ウェイトを取り去ることでヘッドが軽くなるため、クラブ全長を長めに組みたいプロには特にハマるチューンナップだと言えるだろう。そして、ヘッド自体も浅重心になるため、「強い球でランを稼ぎたい」という女子プロのニーズにもうまく合致するのだ。
■【サブゼロのウェイト外し】は『テンセイオレンジ』と相性抜群!
ランを稼ぐためには、バックスピン量を抑えるのが一番だ。この点で、【サブゼロのウェイト外し】を実行するプロたちに共通する、もう一つの重大ポイントが三菱ケミカル『テンセイCK Pro オレンジ』を採用していることだろう。
何度も既報のとおり、『テンセイCK Pro オレンジ』は元調子でありながら、カウンターバランスでインパクトの加速感があり、一気に振り切れる特性がある。しかも、何より強烈な低スピン効果を持ち、強弾道が打てる仕上がりが特徴。そんな中、【サブゼロのウェイト外し】を実行する選手の中で、成田美寿々、穴井詩、三浦桃香が『テンセイCK Pro オレンジ』を採用していた。
1位、穴井詩、267.625y、【ウェイト外し&テンセイ】
2位、葭葉ルミ、264.125y
3位、三浦桃香、261.25y、【ウェイト外し&テンセイ】
4位、成田美寿々、258.875y、【ウェイト外し&テンセイ】
5位、テレサ・ルー、255.875y、【サブゼロのウェイト外し】
今大会の平均飛距離上位5人の上記結果を、あなたはどう見るだろうか。筆者には、ヘッドスピードが速めでスピン量が多めな選手の「女子プロ最強ドライバースペックが決まった」ように感じられる。
Text/Mikiro Nagaoka
単独首位に立った昨年覇者のアン・ソンジュ(韓国)との4打差を巻き返し、逆転優勝を果たした成田美寿々。今季はここまで「スタッツを見ると吐き気がするくらい」と自身で言うほど不調が続いていた。オフの間は飛距離アップと球の高さを上げることに注力してきたが、開幕後はその成果を出せずにいた。そのため、ドライバーを開幕からPXG『0811x GEN2』、テーラーメイド『M5』と取っ替え引っ替え。
先週の「アクサレディス」から投入したキャロウェイの『エピックFLASHサブゼロ』(以下、サブゼロ)に落ち着き「めっちゃ飛びます。10ヤードは余裕(で伸びている)。フェードでロースピンで、強い球がバンと出てくれるのが気持ちいい」と、大会4日間での平均飛距離は4位(258.875ヤード)。最終日は527ヤードの18番パー5で2オンに成功してバーディで締めた。加えて、「初めてアイアンの飛距離が伸びた。5ヤードくらい。6番アイアンを使わなかった。葛城が短く感じた」とオフの成果を存分に発揮した。
■クラブ契約フリーの強者3人が【サブゼロのウェイト外し】
と、ここまでは成田個人のサクセスストーリーだが、飛距離アップに成功しているのは成田一人ではない。コーチの井上透の同門で、同じくクラブ契約フリーの穴井詩も同ドライバーを使用して「すごくランが出る」と直近で飛距離を伸ばしている。
そして、成田と最終日の熱い戦いを演じたアン・ソンジュも同ドライバー。そして、3人とも後方に配置されているはずのペリメーターウェイトを取り去って使用していた。奇しくも、クラブ契約フリーで「ヤマハ-」上位の3人が同じ【サブゼロのウェイト外し】だったのだ。
この【サブゼロのウェイト外し】は、いま「女子ツアー最強のドライバートレンド」として、クラブ契約フリーとなった金田久美子、契約プロの三浦桃香、テレサ・ルー、柏原明日架などなど、大増殖の気配を見せている。
ウェイトを取り去ることでヘッドが軽くなるため、クラブ全長を長めに組みたいプロには特にハマるチューンナップだと言えるだろう。そして、ヘッド自体も浅重心になるため、「強い球でランを稼ぎたい」という女子プロのニーズにもうまく合致するのだ。
■【サブゼロのウェイト外し】は『テンセイオレンジ』と相性抜群!
ランを稼ぐためには、バックスピン量を抑えるのが一番だ。この点で、【サブゼロのウェイト外し】を実行するプロたちに共通する、もう一つの重大ポイントが三菱ケミカル『テンセイCK Pro オレンジ』を採用していることだろう。
何度も既報のとおり、『テンセイCK Pro オレンジ』は元調子でありながら、カウンターバランスでインパクトの加速感があり、一気に振り切れる特性がある。しかも、何より強烈な低スピン効果を持ち、強弾道が打てる仕上がりが特徴。そんな中、【サブゼロのウェイト外し】を実行する選手の中で、成田美寿々、穴井詩、三浦桃香が『テンセイCK Pro オレンジ』を採用していた。
1位、穴井詩、267.625y、【ウェイト外し&テンセイ】
2位、葭葉ルミ、264.125y
3位、三浦桃香、261.25y、【ウェイト外し&テンセイ】
4位、成田美寿々、258.875y、【ウェイト外し&テンセイ】
5位、テレサ・ルー、255.875y、【サブゼロのウェイト外し】
今大会の平均飛距離上位5人の上記結果を、あなたはどう見るだろうか。筆者には、ヘッドスピードが速めでスピン量が多めな選手の「女子プロ最強ドライバースペックが決まった」ように感じられる。
Text/Mikiro Nagaoka