グラファイトデザインの新作『ツアーAD XC』、どんな特徴なのか?
グラファイトデザインの新作『ツアーAD XC』、どんな特徴なのか?
配信日時:2019年5月30日 23時47分
「ミズノオープン」でその存在が確認されたグラファイトデザインの新作シャフト『ツアーAD XC』。まだ選手への供給前という段階の新作はどんな特性があるのか? グラファイトデザインのツアー担当、高橋雅也氏に話を聞いた。
⇒松山英樹、エースシャフト【DI】から【GP】へ。「体の出力アップ」に注目した、グラファイトデザイン担当者の“眼”
「元(調子)系で、今までのラインナップで言うと『ツアーAD BB』の先端の材料を替えたという感じと言うと分かりやすいでしょうか。東レの【T1100G】と言われている素材と、さらに新しくなった【M40X】という新しい材料を、中間から先端にかけて2つ入れています。
それで先の強さが出てスピン量を抑えるので、ロスなくボールにダイレクトにエネルギーが伝わる。手元側はそこまで硬くないので、しなりを感じることができるシャフトですね。先だけピュンと走るという感じではなく、手元側の硬さを感じつつ、ゆっくり戻るというのはおかしいですけど、タイミングが暴れることなく降りてくるイメージです。
スインガーに合うと思う。(男子プロは)みんな左に行きたがらないし。あと、スピン量を抑えたい人。元(調子)系なので硬さも、XとTXを両方用意していきたいです。これまでTXはパワーヒッターのイメージ。元調子系なので手元側が軟らかいとすごく感じる人はTXでもいけるかな。TXといってもガチガチじゃないんです。試打クラブも用意して、実際に選手に打ってもらって、どういう選手が合うかとか、これから調べていきます」(高橋氏)
また、これまで歴代『ツアーAD』のシャフトは、縞模様が特徴的。そして、縞模様の上の部分は白、もしくは薄い色になっていた。『XC』は手元部分までマットブラックで、コスメが変化して見える。(先端になるにつれてグラデーションでシルバーに)
「色は落ち着いた感じです。これまでは上が白系だったけど、それを変えたいなと思って。黒い転写を使ってみたかったんです。シャフト的にしっかりしたものなので、色も黒系の方が強く見えるかなと。アメリカでももっと使用率をあげたいので、PGAツアーにも持っていけるような。ベースが黒で手元が白というイメージを変えたかったんです。
TXもラインナップに揃えたいので、XとTXで。人によっては切り返し強ければTXがいいだろうし、ゆっくりならXでも十分。この辺はタイミングの問題。アマチュアのハードヒッターならXでチップカットしてもいいと思います。プロはTXのほうが使いやすいかも。もたつきが少なく感じると思います」(同)
来週の「ツアー選手権」は狭いフェアウェイに深いラフと、ティショットの精度が問われる舞台。ここから『XC』の供給を始めると言う。選手がどう感じるか? も引き続き、追いかけていきたい。
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「元(調子)系で、今までのラインナップで言うと『ツアーAD BB』の先端の材料を替えたという感じと言うと分かりやすいでしょうか。東レの【T1100G】と言われている素材と、さらに新しくなった【M40X】という新しい材料を、中間から先端にかけて2つ入れています。
それで先の強さが出てスピン量を抑えるので、ロスなくボールにダイレクトにエネルギーが伝わる。手元側はそこまで硬くないので、しなりを感じることができるシャフトですね。先だけピュンと走るという感じではなく、手元側の硬さを感じつつ、ゆっくり戻るというのはおかしいですけど、タイミングが暴れることなく降りてくるイメージです。
スインガーに合うと思う。(男子プロは)みんな左に行きたがらないし。あと、スピン量を抑えたい人。元(調子)系なので硬さも、XとTXを両方用意していきたいです。これまでTXはパワーヒッターのイメージ。元調子系なので手元側が軟らかいとすごく感じる人はTXでもいけるかな。TXといってもガチガチじゃないんです。試打クラブも用意して、実際に選手に打ってもらって、どういう選手が合うかとか、これから調べていきます」(高橋氏)
また、これまで歴代『ツアーAD』のシャフトは、縞模様が特徴的。そして、縞模様の上の部分は白、もしくは薄い色になっていた。『XC』は手元部分までマットブラックで、コスメが変化して見える。(先端になるにつれてグラデーションでシルバーに)
「色は落ち着いた感じです。これまでは上が白系だったけど、それを変えたいなと思って。黒い転写を使ってみたかったんです。シャフト的にしっかりしたものなので、色も黒系の方が強く見えるかなと。アメリカでももっと使用率をあげたいので、PGAツアーにも持っていけるような。ベースが黒で手元が白というイメージを変えたかったんです。
TXもラインナップに揃えたいので、XとTXで。人によっては切り返し強ければTXがいいだろうし、ゆっくりならXでも十分。この辺はタイミングの問題。アマチュアのハードヒッターならXでチップカットしてもいいと思います。プロはTXのほうが使いやすいかも。もたつきが少なく感じると思います」(同)
来週の「ツアー選手権」は狭いフェアウェイに深いラフと、ティショットの精度が問われる舞台。ここから『XC』の供給を始めると言う。選手がどう感じるか? も引き続き、追いかけていきたい。