＜日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 最終日◇9日◇宍戸ヒルズカントリークラブ（茨城県）◇7,387ヤード・パー71＞

26歳・堀川未来夢の初優勝で幕を閉じた「JGTOツアー選手権」。チャン・キムが最終日に「62」のコースレコードをマークするなど、ド派手な活躍を見せたが、現在海外メジャーを含む“賞金ランクでダントツ1位”の23歳、ジャズ・ジェーンワタナノンド（タイ）も10アンダーの3位タイと、またもや賞金を積み上げた。

今季は開幕戦の「SMBCシンガポールオープン」で優勝し、その後世界を股にかけて活躍。「全米プロ」でも14位に入った。世界ランク67位のジャズは、現在JGTOで最強の選手だと言える。賞金だけでなく、平均ストローク、パーキープ率、トータルドライビングでも1位。（平均飛距離は300.36ヤードの16位。FWキープ率は3位）

また、パーオン率も「71.6％」の2位に付けている。そんなタイの若きスターにバッグの中でお気に入りの1本を挙げてもらうと、「日本メーカーのアイアンだよ！」とニッコリ。契約フリーだが、ウェアとアイアンはミズノを愛用していた。「日本のものは素晴らしい。欧州ではミズノしか（日本のメーカーが）ないんだ。今のところ、どことも契約の予定はないよ」と、自ら選んだ性能に全幅の信頼を置いている。

見ると、同じくクラブ契約フリーのボールストライカー（ドライバーもアイアンも上手い選手）が愛用するものだった。日本では販売されていない、ミズノの海外モデル『JPX919ツアー』。そう、ブルックス・ケプカが愛用する“ケプカアイアン”である。（3年連続ボールストライキング1位を伺う、契約フリーのイ・ミニョンも同アイアン）

⇒クラブ契約フリーの強者2人が同週にミズノ『JPX919ツアー』で勝利！

それにしても、海外の契約フリーでボールストライカーばかりが、なぜこのアイアンを選ぶのだろうか。数年前に米国ゴルフダイジェスト誌の調査で、PGAツアーの選手に対し「契約が関係なければ、使いたいアイアンは？」の問いに対し、25％ほどが「ミズノを使いたい」とアンケート回答していた。そして、契約フリー選手は世界的に増える流れ。今後ますます“ケプカアイアン”の使用者が増える！？