石川遼に続き、上田桃子も! スパイダー似の新形状『TEN』へ。でも、転がりの評価は真逆!?
石川遼に続き、上田桃子も! スパイダー似の新形状『TEN』へ。でも、転がりの評価は真逆!?
配信日時:2019年10月18日 11時59分
<富士通レディース 初日◇18日◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6675ヤード・パー72>
「富士通レディース」初日、上田桃子が5バーディ・1ボギーの「67」、4アンダーの9位タイ。“らしくない”姿で好発進だ。長らく『トライホット』や『ホワイトライズ iX #1SH』など、オデッセイのブレード型を愛用してきたが、今週はスパイダーそっくりのオデッセイ『ストロークラボBLACK SERIESテンS』(以下、『TEN』)のショートスラントネックを投入した。
L字マレットを長年愛用してきた石川遼も先週に引き続き『TEN』を使用しており、これでキャロウェイの看板男女プロ2人がスパイダーそっくりの新形状に移行?することとなった。石川は移行した理由を先週下記のように明かしている。
⇒石川遼「高速グリーンに合う」と、スパイダーそっくりの『ストロークラボテン』を投入
「元々アドレスのフェースの向きを朝チェックするために使っていたんですが、『TEN』の方がL字(エース)よりも等速で振れてパンチが入りにくいというか。今週みたいに速いグリーンだと、L字だと2mオーバーすることもあって…。同じ力感で10mを打って『TEN』だと10mか9m90cmのように、パンチが入りにくい分、ほんのちょっとだけ飛ばない感じがするので。L字だと打ちたいと思った時にヘッドが動いてくれるけど、『TEN』だとノペ〜っとゆっくりになるというか。
世界のトップも、ダスティン(・ジョンソン)とか、ジェイソン(・デイ)とかマキロイとかがこういう形を使い始めて、ダスティンとかマキロイには元々ピンタイプのイメージがあったんですけど。ああいった選手が使うのには“何か意味があるんだろうな”とは思っていて。使ってみるとL字より10%操作性が下がる代わりに『TEN』は10%くらい直進性が上がるイメージ。直進性がある分、カップの外側で狙っていたところが、あんまり外さないで済むというか。3mのパットで2mmくらいの狙いの差ですが、その違いは大きいのかなと」(石川遼)
また、上田桃子が『TEN』に替えた経緯について、オデッセイの担当者は下記のように話していた。
⇒上田桃子は一部結婚報道に反論 「いまはまったくないです」
「第一印象から“打感がいい”といきなり高評価でした。元々上田さんは【マイクロヒンジインサート】があまり好きなタイプではなかったこともあって、今回のモデルはあまり凹凸がないため“気にならない、音も出るし”と。見た目に関しては“スパイダーじゃん”と突っ込まれてしまいましたが…(笑)。“ヘッドの中からボールを押してくれる感触がある”とも言ってました。
今週再度テストして“いい感じ、タッチが合う”と、練習ラウンドに持って行って投入、との流れになりました。今週のグリーンが重ためで転がりがいい『TEN』が合っているのだと思います。“重たいグリーンとか(コーライの)リコーとかでいいよね”と言っていました。よほど良かったのか、(小祝)さくらちゃんにも勧めていましたよ」(オデッセイ、ツアー担当)
というわけで、エースがブレード型の上田桃子は「重たいグリーンで転がりがよく、タッチが合う」こと、エースがL字マレットの石川遼は「アドレスの矯正と、速いグリーンでパンチが入らず、直進性の高いパッティング技術を身につける」理由で『TEN』を投入していた。合うグリーン、転がりへの評価は真逆にも思えるが、L字を使い続けてきたことで、その性能の限界点を知る石川の場合は“アドレス&ストローク矯正”の意味合いも強そうである。
「富士通レディース」初日、上田桃子が5バーディ・1ボギーの「67」、4アンダーの9位タイ。“らしくない”姿で好発進だ。長らく『トライホット』や『ホワイトライズ iX #1SH』など、オデッセイのブレード型を愛用してきたが、今週はスパイダーそっくりのオデッセイ『ストロークラボBLACK SERIESテンS』(以下、『TEN』)のショートスラントネックを投入した。
L字マレットを長年愛用してきた石川遼も先週に引き続き『TEN』を使用しており、これでキャロウェイの看板男女プロ2人がスパイダーそっくりの新形状に移行?することとなった。石川は移行した理由を先週下記のように明かしている。
⇒石川遼「高速グリーンに合う」と、スパイダーそっくりの『ストロークラボテン』を投入
「元々アドレスのフェースの向きを朝チェックするために使っていたんですが、『TEN』の方がL字(エース)よりも等速で振れてパンチが入りにくいというか。今週みたいに速いグリーンだと、L字だと2mオーバーすることもあって…。同じ力感で10mを打って『TEN』だと10mか9m90cmのように、パンチが入りにくい分、ほんのちょっとだけ飛ばない感じがするので。L字だと打ちたいと思った時にヘッドが動いてくれるけど、『TEN』だとノペ〜っとゆっくりになるというか。
世界のトップも、ダスティン(・ジョンソン)とか、ジェイソン(・デイ)とかマキロイとかがこういう形を使い始めて、ダスティンとかマキロイには元々ピンタイプのイメージがあったんですけど。ああいった選手が使うのには“何か意味があるんだろうな”とは思っていて。使ってみるとL字より10%操作性が下がる代わりに『TEN』は10%くらい直進性が上がるイメージ。直進性がある分、カップの外側で狙っていたところが、あんまり外さないで済むというか。3mのパットで2mmくらいの狙いの差ですが、その違いは大きいのかなと」(石川遼)
また、上田桃子が『TEN』に替えた経緯について、オデッセイの担当者は下記のように話していた。
⇒上田桃子は一部結婚報道に反論 「いまはまったくないです」
「第一印象から“打感がいい”といきなり高評価でした。元々上田さんは【マイクロヒンジインサート】があまり好きなタイプではなかったこともあって、今回のモデルはあまり凹凸がないため“気にならない、音も出るし”と。見た目に関しては“スパイダーじゃん”と突っ込まれてしまいましたが…(笑)。“ヘッドの中からボールを押してくれる感触がある”とも言ってました。
今週再度テストして“いい感じ、タッチが合う”と、練習ラウンドに持って行って投入、との流れになりました。今週のグリーンが重ためで転がりがいい『TEN』が合っているのだと思います。“重たいグリーンとか(コーライの)リコーとかでいいよね”と言っていました。よほど良かったのか、(小祝)さくらちゃんにも勧めていましたよ」(オデッセイ、ツアー担当)
というわけで、エースがブレード型の上田桃子は「重たいグリーンで転がりがよく、タッチが合う」こと、エースがL字マレットの石川遼は「アドレスの矯正と、速いグリーンでパンチが入らず、直進性の高いパッティング技術を身につける」理由で『TEN』を投入していた。合うグリーン、転がりへの評価は真逆にも思えるが、L字を使い続けてきたことで、その性能の限界点を知る石川の場合は“アドレス&ストローク矯正”の意味合いも強そうである。