藤田寛之のタイトリスト『ボーケイSM8』を激写!「打感が柔らかく芯に当たるから“感じ”が出る。使います」
藤田寛之のタイトリスト『ボーケイSM8』を激写!「打感が柔らかく芯に当たるから“感じ”が出る。使います」
配信日時:2019年12月3日 08時57分
<ゴルフ日本シリーズJTカップ 事前情報◇3日◇東京よみうりカントリークラブ(東京都)◇7023ヤード・パー70>
タイトリストの未発表のプロトタイプ『ボーケイSM8』。既報のようにPGAツアーでシーディング初週に37人が使い、いきなり勝利を挙げた同作が、国内男子ツアーにも供給開始された。初めて打った感想は? 藤田寛之の打ち立てホヤホヤの瞬間を直撃してみた。
⇒タイトリスト『ボーケイSM8』、投入初週にいきなり勝利。タイラー・ダンカンがW・シンプソンをプレーオフで下し初V
「『SM7』と比較しての第一印象は、『SM8』は打感が柔らかいなって。実際、ボールを打っていくと、芯により当たっているような感じがします。クラブの芯ですね、そこにより当たることによって、スピンの安定性とか、自分の意図する弾道のコントロール性とかが出てくるというか。ウェッジだけに、それがプレーヤーの意図通りに出た方がいいじゃないですか。芯を外すと、そういうのが出ないじゃないですか。芯に当たるから意図どおりのものが出しやすいというか。
やっぱりフィーリングが柔らかく感じるんで、硬いより柔らかい方が、特に自分にとっては【感じ】が出しやすいんですよ。細かい距離感とかが、イメージもしやすいし、実際にも出しやすい。元々の形状やバンスは、自分が使ってきたものに合わせてもらっているんで、そこは変わらないんですけど、フィーリング面の違いは感じますね。打っていて気持ちいいなと。今週から使います」(藤田寛之)
アクシネットジャパンインクの担当・黒野氏に話を聞くと、『SM8』について下記のように話していた。
■選手の要望に応え“打ちやすさ”をさらに追求
「既存の『SM7』から大きく変わったわけではなく、基本的に完成度が高い中で、より多くのプレーヤーの“もっとこうしてほしい”要望に応えたのが『SM8』ですね。開発チームの考え方としては、スピンがどうとかではなくて、“もっと打ちやすいもの”。スピンなど、ある特定の性能ではなく、その先の“打ちやすい、使いやすい”という、フィーリング面でのブラッシュアップに向かっています。
『SM7』の開発時と現在で何が違うかというと、選手の1Wとアイアンは飛ぶようになってます。そんな中、【短い距離をしっかり自信を持って打ちたい】ニーズがより増えた。安定性のある弾道を生むプログレッシブCGの技術は『SM6』の頃からあるので、さらにその先の“打ちやすさ”“ミスへの強さ”を狙っています。注力したのは適正なインパクトを一貫して出せるかどうか。選手の『SM8』へのフィードバックでもしっかりそこが出ていますね。
いろんなコメントがありますが、多いのは『SM8』だと【バンスが効いてるのに、滑ってヘッドのスピードが落ちない】というものですね。皆さん誤解しがちなんですけど、ハイバンスだとブレーキのように感じるかもしれませんが、逆で、バンスが適正に効いているとヘッドは滑ってインパクトでヘッドのスピードが落ちず、ボールがフェースにしっかり乗ってくれるんですよ。選手にとって、この“打ちやすさ”があると自信を持って狙っていけるんです」(黒野氏)
■『SM7』から高評価の【一貫性の高さ】をさらに磨く
「昔はフェースの溝でスピンをかける時代でしたが、今は【インパクトでいかに摩擦してスピンをかけるか?】の時代に入っています。特にラフで顕著ですが、ボールがフェースでスリップしてしまうとスピンがかからない。摩擦力を高めるためにフェース面に加工をして、スリップしないようにしている。それが今の溝の役割です。スタッドレスタイヤのようなイメージですね。【スピンが効いている=コントロールされている】ということですから、選手はより自信を持って狙っていけます。
評価の高い『SM7』とそれ以前で一番変わったことは、【一貫性の高さ】なんですね。選手だけじゃなくアマチュアの方もそうですが、『SM7』が最も評価される理由は【打ちたい距離を安定して打てる。打ちやすくなったよね】と言われる点。いま選手から求められることも、ラフ・フェアウェイ・バンカーそれぞれの状況で【一貫して安定した球が打ちやすいこと】なんです。
もちろん、入射角や入り方がズレてバラつくのがゴルフですが、同じように打ったら同じ球が出てほしいのがプレーヤーの望むこと。そういった一貫性の高さが『SM7』で認められていて、さらにその先の安定性、打ちやすさを具現化したのが『SM8』です。打ちやすい形状、打感、音、それらを満たしながら、弾道にも一貫性がある。その打ちやすさの領域をさらに突き詰めて選手から高い評価とフィードバックを得ることが出来ました」(同)
タイトリストの未発表のプロトタイプ『ボーケイSM8』。既報のようにPGAツアーでシーディング初週に37人が使い、いきなり勝利を挙げた同作が、国内男子ツアーにも供給開始された。初めて打った感想は? 藤田寛之の打ち立てホヤホヤの瞬間を直撃してみた。
⇒タイトリスト『ボーケイSM8』、投入初週にいきなり勝利。タイラー・ダンカンがW・シンプソンをプレーオフで下し初V
「『SM7』と比較しての第一印象は、『SM8』は打感が柔らかいなって。実際、ボールを打っていくと、芯により当たっているような感じがします。クラブの芯ですね、そこにより当たることによって、スピンの安定性とか、自分の意図する弾道のコントロール性とかが出てくるというか。ウェッジだけに、それがプレーヤーの意図通りに出た方がいいじゃないですか。芯を外すと、そういうのが出ないじゃないですか。芯に当たるから意図どおりのものが出しやすいというか。
やっぱりフィーリングが柔らかく感じるんで、硬いより柔らかい方が、特に自分にとっては【感じ】が出しやすいんですよ。細かい距離感とかが、イメージもしやすいし、実際にも出しやすい。元々の形状やバンスは、自分が使ってきたものに合わせてもらっているんで、そこは変わらないんですけど、フィーリング面の違いは感じますね。打っていて気持ちいいなと。今週から使います」(藤田寛之)
アクシネットジャパンインクの担当・黒野氏に話を聞くと、『SM8』について下記のように話していた。
■選手の要望に応え“打ちやすさ”をさらに追求
「既存の『SM7』から大きく変わったわけではなく、基本的に完成度が高い中で、より多くのプレーヤーの“もっとこうしてほしい”要望に応えたのが『SM8』ですね。開発チームの考え方としては、スピンがどうとかではなくて、“もっと打ちやすいもの”。スピンなど、ある特定の性能ではなく、その先の“打ちやすい、使いやすい”という、フィーリング面でのブラッシュアップに向かっています。
『SM7』の開発時と現在で何が違うかというと、選手の1Wとアイアンは飛ぶようになってます。そんな中、【短い距離をしっかり自信を持って打ちたい】ニーズがより増えた。安定性のある弾道を生むプログレッシブCGの技術は『SM6』の頃からあるので、さらにその先の“打ちやすさ”“ミスへの強さ”を狙っています。注力したのは適正なインパクトを一貫して出せるかどうか。選手の『SM8』へのフィードバックでもしっかりそこが出ていますね。
いろんなコメントがありますが、多いのは『SM8』だと【バンスが効いてるのに、滑ってヘッドのスピードが落ちない】というものですね。皆さん誤解しがちなんですけど、ハイバンスだとブレーキのように感じるかもしれませんが、逆で、バンスが適正に効いているとヘッドは滑ってインパクトでヘッドのスピードが落ちず、ボールがフェースにしっかり乗ってくれるんですよ。選手にとって、この“打ちやすさ”があると自信を持って狙っていけるんです」(黒野氏)
■『SM7』から高評価の【一貫性の高さ】をさらに磨く
「昔はフェースの溝でスピンをかける時代でしたが、今は【インパクトでいかに摩擦してスピンをかけるか?】の時代に入っています。特にラフで顕著ですが、ボールがフェースでスリップしてしまうとスピンがかからない。摩擦力を高めるためにフェース面に加工をして、スリップしないようにしている。それが今の溝の役割です。スタッドレスタイヤのようなイメージですね。【スピンが効いている=コントロールされている】ということですから、選手はより自信を持って狙っていけます。
評価の高い『SM7』とそれ以前で一番変わったことは、【一貫性の高さ】なんですね。選手だけじゃなくアマチュアの方もそうですが、『SM7』が最も評価される理由は【打ちたい距離を安定して打てる。打ちやすくなったよね】と言われる点。いま選手から求められることも、ラフ・フェアウェイ・バンカーそれぞれの状況で【一貫して安定した球が打ちやすいこと】なんです。
もちろん、入射角や入り方がズレてバラつくのがゴルフですが、同じように打ったら同じ球が出てほしいのがプレーヤーの望むこと。そういった一貫性の高さが『SM7』で認められていて、さらにその先の安定性、打ちやすさを具現化したのが『SM8』です。打ちやすい形状、打感、音、それらを満たしながら、弾道にも一貫性がある。その打ちやすさの領域をさらに突き詰めて選手から高い評価とフィードバックを得ることが出来ました」(同)