タイガーが初アプローチで「Feel Dead」と唸った、ブリヂストン『TOUR B X/XS』ボール、2月21日デビュー
タイガーが初アプローチで「Feel Dead」と唸った、ブリヂストン『TOUR B X/XS』ボール、2月21日デビュー
配信日時:2020年1月23日 06時46分
21日、ブリヂストンが新商品と新規契約プロをお披露目し、吉田優利と総合契約、そして稲見萌寧とのボール使用契約を発表した。新商品は、2月21日発売のツアーボール『TOUR B X/XS』。今作は、再外層のウレタンカバーに衝撃吸収材を混ぜた「リアクティブウレタンカバー」を搭載したアプローチの初速コントロールに優れたモデルで、マット・クーチャーが先週優勝している。
▶“プラチナ世代”吉田優利がブリヂストンと契約! 百戦錬磨のベテランたちの前で早くも大物ぶりを発揮!?
「ドライバーショットなどのインパクトでボールの変形が大きい状況では、高反発に設計されたボール内部の【大径ハイドロコア】と【ハイスピード・インナーカバー】の相乗効果で、《高初速×低スピン》の両立を実現し、高い飛距離性能を追求。また、アプローチショットの状況では、操作性を高めるために衝撃吸収材を配合した次世代【REACTiVウレタンカバー」】が、ショット時のボール初速を抑えることで、《低初速×高スピン》を実現し、高いコントロール性能を追求。それにより、飛距離とコントロール性能は更なる高次元バランスへと進化しました」(同社広報)
登壇した稲見は「すべてのメーカーのすべてのボールを試して一番良かった」と話し、クラブ契約フリーの立場を崩さない中、ボールは『TOUR B』を使用することを決めたという。また、かねてから「最も重要なギアはボール」と、稲見同様すべてのツアーボールから同社を選び抜いたタイガー・ウッズ。今作はプロトタイプ時から高評価で、「ZOZO-」来日時には下記のように語っており、R&Aの登録が遅れたために年内に試合投入できないことを残念がっていたとか。
▶タイガーのボール選びは“ウィンドウ”が大事。「新作はショートゲームのコントロールがいいのに距離が伸びた。ウィンドウにも収まる」
「テストする中で新しい『TOUR B XS』が(ドライバーのトラックマンテストで10〜12y)飛ぶことに気づいたんだ。グリーン周りのスピン量も同じくらいで、ショートアイアンもウィンドウの中に収まる。最も重要なことは、これはよく話していることだけど、音がとても良い。パットをしっかり(強く)打ちたいのでクリッキーな音は好きじゃない。パッティングからアプローチまで、ショートゲーム全般のコントロール性能が進化した上に、飛距離も伸びた。素晴らしいことだよね。飛距離が伸びてショートゲームもコントロールできる。普通は飛距離を取るとグリーン周りの性能はギブアップするのだけど、このボールはそのどちらも持っている」(タイガー・ウッズ)
■スピン量が変わらず、ボール初速だけアプローチで落ちる
これまでの『TOUR B X/XS』も評価の高いボールだったが、『TOUR B X』を使う選手の一部には「アプローチでスピンはかかるけど、低く強い球が出る」とのフィードバックもあったとボール企画の田山氏は語る。そのため、衝撃吸収材を配合したウレタンカバーでアプローチ時に1%ボール初速を抑制。
「1%と聞くと、わずかな差と感じるかもしれませんが、確実に選手には違いを感じて頂けます。タイガーは新ボールのテストの際、一切の先入観を排除するため、事前に情報を入れません。そして、パットから入念に打ち始め音を確認し、次にアプローチなのですが《Feel Dead!》とすぐに気づきました。勢いが死んでいて、ボールがゆっくり飛ぶことの表現ですね」(田山氏)
同氏によれば、「ウレタンカバーの硬度は前作と変わらず、そのためスピン量の変化もない」と言う。が、ボールの勢いが落ち、ゆっくりと飛ぶため、ゴルファーは球持ちの長さなどから思い切って振れるようになり、意のままに止めるためのコントロール性が格段に上がるのだとか。
「前作とのアプローチ時の変化の感じ方は、人によって異なります。タイガーや他の選手は《ゆっくりになった》とアプローチの初速を表現しますが、《重くなった》《まったりになった》《つぶれる》《柔らかくなった》など、感じ方は様々です。また、ドライバーショットも《つぶれるようになった》《ソフトになった》と表現する選手がいますが、その感じだとこれまでの常識で《飛んでないのでは?》と一瞬思うそう。でも、しっかり初速も出て飛ぶ結果になることから、後からデータなどで納得いく選手もいますね」(同)
▶2層目は硬く、カバーは柔らかくなった!? 投入されたBSの『TOUR B X』プロトタイプ評
明日から開幕する「ファーマーズ・インシュランス・オープン」では、タイガーが2020年の初戦を迎える。Twitterでも「研究開発のオーナーとしてブリヂストンと楽しく参加してきたリアクティブカバーの入った新しい『TOUR B XS』でティータイムを迎えます」と投入を明かし、昨年10月から待望していた試合投入となる。
▶“プラチナ世代”吉田優利がブリヂストンと契約! 百戦錬磨のベテランたちの前で早くも大物ぶりを発揮!?
「ドライバーショットなどのインパクトでボールの変形が大きい状況では、高反発に設計されたボール内部の【大径ハイドロコア】と【ハイスピード・インナーカバー】の相乗効果で、《高初速×低スピン》の両立を実現し、高い飛距離性能を追求。また、アプローチショットの状況では、操作性を高めるために衝撃吸収材を配合した次世代【REACTiVウレタンカバー」】が、ショット時のボール初速を抑えることで、《低初速×高スピン》を実現し、高いコントロール性能を追求。それにより、飛距離とコントロール性能は更なる高次元バランスへと進化しました」(同社広報)
登壇した稲見は「すべてのメーカーのすべてのボールを試して一番良かった」と話し、クラブ契約フリーの立場を崩さない中、ボールは『TOUR B』を使用することを決めたという。また、かねてから「最も重要なギアはボール」と、稲見同様すべてのツアーボールから同社を選び抜いたタイガー・ウッズ。今作はプロトタイプ時から高評価で、「ZOZO-」来日時には下記のように語っており、R&Aの登録が遅れたために年内に試合投入できないことを残念がっていたとか。
▶タイガーのボール選びは“ウィンドウ”が大事。「新作はショートゲームのコントロールがいいのに距離が伸びた。ウィンドウにも収まる」
「テストする中で新しい『TOUR B XS』が(ドライバーのトラックマンテストで10〜12y)飛ぶことに気づいたんだ。グリーン周りのスピン量も同じくらいで、ショートアイアンもウィンドウの中に収まる。最も重要なことは、これはよく話していることだけど、音がとても良い。パットをしっかり(強く)打ちたいのでクリッキーな音は好きじゃない。パッティングからアプローチまで、ショートゲーム全般のコントロール性能が進化した上に、飛距離も伸びた。素晴らしいことだよね。飛距離が伸びてショートゲームもコントロールできる。普通は飛距離を取るとグリーン周りの性能はギブアップするのだけど、このボールはそのどちらも持っている」(タイガー・ウッズ)
■スピン量が変わらず、ボール初速だけアプローチで落ちる
これまでの『TOUR B X/XS』も評価の高いボールだったが、『TOUR B X』を使う選手の一部には「アプローチでスピンはかかるけど、低く強い球が出る」とのフィードバックもあったとボール企画の田山氏は語る。そのため、衝撃吸収材を配合したウレタンカバーでアプローチ時に1%ボール初速を抑制。
「1%と聞くと、わずかな差と感じるかもしれませんが、確実に選手には違いを感じて頂けます。タイガーは新ボールのテストの際、一切の先入観を排除するため、事前に情報を入れません。そして、パットから入念に打ち始め音を確認し、次にアプローチなのですが《Feel Dead!》とすぐに気づきました。勢いが死んでいて、ボールがゆっくり飛ぶことの表現ですね」(田山氏)
同氏によれば、「ウレタンカバーの硬度は前作と変わらず、そのためスピン量の変化もない」と言う。が、ボールの勢いが落ち、ゆっくりと飛ぶため、ゴルファーは球持ちの長さなどから思い切って振れるようになり、意のままに止めるためのコントロール性が格段に上がるのだとか。
「前作とのアプローチ時の変化の感じ方は、人によって異なります。タイガーや他の選手は《ゆっくりになった》とアプローチの初速を表現しますが、《重くなった》《まったりになった》《つぶれる》《柔らかくなった》など、感じ方は様々です。また、ドライバーショットも《つぶれるようになった》《ソフトになった》と表現する選手がいますが、その感じだとこれまでの常識で《飛んでないのでは?》と一瞬思うそう。でも、しっかり初速も出て飛ぶ結果になることから、後からデータなどで納得いく選手もいますね」(同)
▶2層目は硬く、カバーは柔らかくなった!? 投入されたBSの『TOUR B X』プロトタイプ評
明日から開幕する「ファーマーズ・インシュランス・オープン」では、タイガーが2020年の初戦を迎える。Twitterでも「研究開発のオーナーとしてブリヂストンと楽しく参加してきたリアクティブカバーの入った新しい『TOUR B XS』でティータイムを迎えます」と投入を明かし、昨年10月から待望していた試合投入となる。