『ベンタスブラック』と真っ向勝負!? 三菱ケミカル『TENSEI Pro White 1K』シリーズ、3月19日デビュー!
『ベンタスブラック』と真っ向勝負!? 三菱ケミカル『TENSEI Pro White 1K』シリーズ、3月19日デビュー!
配信日時:2021年1月13日 03時43分
13日、三菱ケミカルが新商品発表&試打会を都内ゴルフ練習場にて開催した。発表された新作は『TENSEI Pro White 1K』シリーズで、50g台(R,S,X)、60g台(R,S,X,TX)、70g台(S,X,TX)、80g台(S,X,TX)の14スペックを用意し、1本5万円+税で3月19日から発売する。
■テンセイホワイトの手元素材が1Kクロスに!
どんな特長があるのか。三菱ケミカルはこう説明する。
「これまでの『テンセイCK Proホワイト』は、6年前に発売されたモデルで、【CK】は衝撃安定性に優れるケブラー繊維の略称で、手元部に使用していました。この素材自体には厚みがあり、樹脂の使用も多かったのですが、今回の『テンセイPro ホワイト1K』は手元部を【1Kクロス】という薄くて緻密な折り目の素材に変更しています。そのしなやかさから加工自由度も高く、精密により効率的に補強効果が発揮されます」(同社・片岡氏)
シャフトの特性はどのようなものか。
「ご存知の通り、“ホワイト系”の特長は強靭な先端剛性でヘッド挙動を安定させ、“芯でとらえるインパクト”で方向安定性と低スピンの強弾道を実現します。手元部のしなやかな【1K】の補強で、切り返しで深いためを作り、インパクトまでストレスなく振り抜けます。
また、細かな設計面では、マトリクス樹脂の組成を最適化しました。強固な架橋構造であるクロスリンクテックを採用し、成形品の物性を強度14%、弾性率15%、破断伸度8%の向上を実現させていますし、原料からの製造開発が可能な弊社の利点を生かして作った♯371レジンでMR70の持つポテンシャルを最大限引き出しています」
■打つと、言葉どおり「手元しなやかで先硬」
試打会を兼ねていたため、記者も50S、50X、60S、60X、70S、70Xをテーラーメイド『SIM MAX』に挿して打ってみた。ヘッドスピードを抑えて50g台から打ち始めたが、素振りから手元部の広範囲のしなやかさが体感できる。中間部から先端は同社の言葉どおり“ホワイト系らしい”仕上がりで、弾道は左へいきづらく、強弾道フェードとなった。
フレックスや重量を上げると、強弾道・低スピン・左へいかない度合いが増す感じで、スピン量が多め、打ち出し角や地面へのランディング角が大き過ぎて飛距離をロスしている人が飛距離を伸ばせそう。が、ある程度のパワー、ロフトが大きめでないと球を浮かせきらない人もいるかもしれない。
今回の改良前の『テンセイCK Proホワイト』といえば、ローリー・マキロイが昨年使用していたシャフトで、日本には『テンセイCK Proオレンジ』しか上陸していなかった。(現在マキロイはフジクラ『ベンタスブラック』を使用中)この【1K】の手元しなやかフィールとエネルギーロスない仕上がりは、PGAツアー選手の多くが求めるものかもしれない。
⇒PGAツアーの強者に人気! フジクラ『ベンタス ブラック』が日本上陸。2月18日デビュー
テーラーメイドやキャロウェイの新作がツアー投入されるタイミングなため、例年、1月〜3月は使用プロのテストが加速し、試合ごとに変わる可能性もある。PGAツアーのトレンドははたして『ベンタスブラック』VS『テンセイProホワイト1K』の構図になるのかどうか。今週の「ソニーオープン・イン・ハワイ」の動向にも注目だ。
■テンセイホワイトの手元素材が1Kクロスに!
どんな特長があるのか。三菱ケミカルはこう説明する。
「これまでの『テンセイCK Proホワイト』は、6年前に発売されたモデルで、【CK】は衝撃安定性に優れるケブラー繊維の略称で、手元部に使用していました。この素材自体には厚みがあり、樹脂の使用も多かったのですが、今回の『テンセイPro ホワイト1K』は手元部を【1Kクロス】という薄くて緻密な折り目の素材に変更しています。そのしなやかさから加工自由度も高く、精密により効率的に補強効果が発揮されます」(同社・片岡氏)
シャフトの特性はどのようなものか。
「ご存知の通り、“ホワイト系”の特長は強靭な先端剛性でヘッド挙動を安定させ、“芯でとらえるインパクト”で方向安定性と低スピンの強弾道を実現します。手元部のしなやかな【1K】の補強で、切り返しで深いためを作り、インパクトまでストレスなく振り抜けます。
また、細かな設計面では、マトリクス樹脂の組成を最適化しました。強固な架橋構造であるクロスリンクテックを採用し、成形品の物性を強度14%、弾性率15%、破断伸度8%の向上を実現させていますし、原料からの製造開発が可能な弊社の利点を生かして作った♯371レジンでMR70の持つポテンシャルを最大限引き出しています」
■打つと、言葉どおり「手元しなやかで先硬」
試打会を兼ねていたため、記者も50S、50X、60S、60X、70S、70Xをテーラーメイド『SIM MAX』に挿して打ってみた。ヘッドスピードを抑えて50g台から打ち始めたが、素振りから手元部の広範囲のしなやかさが体感できる。中間部から先端は同社の言葉どおり“ホワイト系らしい”仕上がりで、弾道は左へいきづらく、強弾道フェードとなった。
フレックスや重量を上げると、強弾道・低スピン・左へいかない度合いが増す感じで、スピン量が多め、打ち出し角や地面へのランディング角が大き過ぎて飛距離をロスしている人が飛距離を伸ばせそう。が、ある程度のパワー、ロフトが大きめでないと球を浮かせきらない人もいるかもしれない。
今回の改良前の『テンセイCK Proホワイト』といえば、ローリー・マキロイが昨年使用していたシャフトで、日本には『テンセイCK Proオレンジ』しか上陸していなかった。(現在マキロイはフジクラ『ベンタスブラック』を使用中)この【1K】の手元しなやかフィールとエネルギーロスない仕上がりは、PGAツアー選手の多くが求めるものかもしれない。
⇒PGAツアーの強者に人気! フジクラ『ベンタス ブラック』が日本上陸。2月18日デビュー
テーラーメイドやキャロウェイの新作がツアー投入されるタイミングなため、例年、1月〜3月は使用プロのテストが加速し、試合ごとに変わる可能性もある。PGAツアーのトレンドははたして『ベンタスブラック』VS『テンセイProホワイト1K』の構図になるのかどうか。今週の「ソニーオープン・イン・ハワイ」の動向にも注目だ。