今週開幕する欧州男子ツアー「アブダビHSBC選手権」。高額賞金大会で、世界ランク上位選手たちが2021年の初戦を迎えるが、その使用ギアは昨年から変わるだろうか。20日に行われたテーラーメイド『SIM2』シリーズの発表会では「契約プロの使用ギアはまだ確定しておらず、断定できない」と同社は話していたが、大会練習日の画像を見てみよう。

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まずは、世界ランク6位で「マスターズ」以来の出場となる、ローリー・マキロイ（北アイルランド）。画像を見ると、『SIM2』ドライバーでテストを進めていることが分かる。昨年は前作『SIM』を愛用してきたことから、この辺りは順当に『SIM2』に落ち着きそうな気配が漂っている。

次は、昨年末にチームテーラーメイドの一員となった、世界ランク19位のトミー・フリートウッド（イングランド）。長く契約フリーだった昨年の前半は『SIM』を使用し、後半からタイトリスト『TSi3』に移行していたが、今年の初戦は『SIM2 MAX』を選んでいる。

また、元々長きにわたってテーラーメイドと契約していたが、2019年に本間ゴルフと電撃契約、昨年その契約を解消していた世界ランク38位のジャスティン・ローズはどうか。昨年は古巣の『SIM』を使用していたが、今年の初戦で選んだのは『SIM2』だった。

また、「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」でタイトリスト『TSi3』にフジクラ『ベンタスレッド』を挿していた世界ランク3位のジャスティン・トーマス。トーマスと言えば、長年三菱ケミカル『ディアマナ』ユーザーだったが、練習日ではグラファイトデザイン製のシャフトをテストする姿が。『TSi3』に合うシャフトを模索しているのか。なお、着用するウェアにラルフローレンのロゴは確認できなかった。