契約フリーのジェイソン・デイ、ミズノ『JPX921ツアー』を選ぶ? 『TOUR B XS』ボールは親友・タイガーの影響
契約フリーのジェイソン・デイ、ミズノ『JPX921ツアー』を選ぶ? 『TOUR B XS』ボールは親友・タイガーの影響
配信日時:2021年1月28日 00時41分
今週のPGAツアーは「ファーマーズ・インシュランス・オープン」。過去2015年と2018年の覇者であるジェイソン・デイ(オーストラリア)に関する記事がPGATOURニュースに上がっている。昨年までずっとテーラーメイドの看板選手だったが、今年は契約フリーで戦うこと、腰痛でスイングを変えるためにコーチを変えること、そして新たな使用クラブについて明かされた。
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記事によれば、ドライバーがピン『G425』(LST?)、3Wがテーラーメイド『SIM MAX』、アイアンはミズノ『JPX921ツアー』、ウェッジがアーティザン、パターはオデッセイ『ホワイトホット2-BALL』、ボールはブリヂストン『TOUR B XS』になるとのこと。アイアン、ボールが日本のメーカーとは、日本人には親近感を感じるニュースと言えるだろうか。
ブリヂストンのツアープロ関係者に話しを聞くと「ジェイソン・デイ選手の親友である、タイガー・ウッズ選手が長く愛用している影響もあり、デイ選手から【TOUR B XSを打ってみたい】と当社へ連絡があり、テストした結果が非常に良かったと聞いています。現在、デイ選手と当社は契約しているわけではありません」とのこと。
このパターンは、過去のタイガーはもちろん、デシャンボーやレクシー・トンプソンのケースと似ており、選手自らボール契約フリーで使い始めて結果が出て、後々契約に至った同社のここ数年の流れを彷彿させる。はたして、デイもそうなるのだろうか。
■デイのギアはストライクゾーンが狭い!?
PGAツアー通算12勝のデイが最も輝いていたのは、2015年。「全米プロ」を含む年間5勝し、世界ランク1位に登りつめた。翌16年に3勝、18年に2勝。以来優勝から遠ざかって現在まだ33歳だが、親友のタイガーと同様、近年は背中痛や腰痛などの爆弾を抱えて棄権する試合も増えていた。そして、デイのギア選びはテーラーメイド勢の中でも他の選手とはいくつか異なって見えた。
まずは、アイアン。マキロイ、タイガー、DJ、ローズと、2017年頃からテーラーメイド勢は強者に最適なプロトタイプアイアンを用意したが、デイは『P750』や『P760』を使用し、“デイPROTO”とはならず。また、ドライバーに関しても他の選手とは違っていた。
毎年明けに出てくる新作に替えるタイミングも他の選手より遅く、テーラーメイド勢の中ではモデル選びも異なるケースが多かった。昨年も6月になって『SIM』を投入したものの、合わなかったのか、結局テーラーメイド勢ではただ一人『M6』に戻していた。そんなデイの新ギアで気になるのは、「なぜミズノのアイアンなのか?」になるだろうか。
■ケプカはミズノに戻るのか!?
ところで、先週の「ザ・アメリカンエクスプレス」で契約フリーのブルックス・ケプカがスリクソン『ZX7』アイアンへ移行したが、ケプカはナイキ撤退後の2017年から『JPX900ツアー』『JPX919ツアー』でメジャー4勝を達成するなど、契約フリーながらミズノのアイアンで成功を手にした象徴的存在。そのケプカも、長年コーチを努めたクラウド・ハーモンとの別離が報じられるなど、変化が生じているが、ミズノのアイアンに戻る日は来るだろうか。
⇒キム・シウー勝利でわかった“ケプカとハーモン”の別離
ちなみに、PGAツアー選手への大々的なアンケートで、過去にゴルフワールド誌の「契約に関係なくアイアンを選ぶならどのメーカー?」の問いに、36%もの選手が「ミズノを選ぶ」と回答した。(2位メーカーは約20%)地面が硬く、芝質などからソールリアクションが問われる環境下で、「ルークソール」など“刺さらず抜ける”同社のアイアンへの選手の評価は昔から高かった。
自分に合う、合わないを鋭く見極められる強者たちのこと。しかも、契約に縛られずテストや変更もすぐできるため、どんなギアを新たに選ぼうとも外野の心配は無用だろう。ただし、ドライバーと違い、アイアンはそのプレーやスイングの基本となるもの。契約フリーの強者にとって、2021年はどんな年になるのか、デイやケプカの動向に引き続き注目していく。
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記事によれば、ドライバーがピン『G425』(LST?)、3Wがテーラーメイド『SIM MAX』、アイアンはミズノ『JPX921ツアー』、ウェッジがアーティザン、パターはオデッセイ『ホワイトホット2-BALL』、ボールはブリヂストン『TOUR B XS』になるとのこと。アイアン、ボールが日本のメーカーとは、日本人には親近感を感じるニュースと言えるだろうか。
ブリヂストンのツアープロ関係者に話しを聞くと「ジェイソン・デイ選手の親友である、タイガー・ウッズ選手が長く愛用している影響もあり、デイ選手から【TOUR B XSを打ってみたい】と当社へ連絡があり、テストした結果が非常に良かったと聞いています。現在、デイ選手と当社は契約しているわけではありません」とのこと。
このパターンは、過去のタイガーはもちろん、デシャンボーやレクシー・トンプソンのケースと似ており、選手自らボール契約フリーで使い始めて結果が出て、後々契約に至った同社のここ数年の流れを彷彿させる。はたして、デイもそうなるのだろうか。
■デイのギアはストライクゾーンが狭い!?
PGAツアー通算12勝のデイが最も輝いていたのは、2015年。「全米プロ」を含む年間5勝し、世界ランク1位に登りつめた。翌16年に3勝、18年に2勝。以来優勝から遠ざかって現在まだ33歳だが、親友のタイガーと同様、近年は背中痛や腰痛などの爆弾を抱えて棄権する試合も増えていた。そして、デイのギア選びはテーラーメイド勢の中でも他の選手とはいくつか異なって見えた。
まずは、アイアン。マキロイ、タイガー、DJ、ローズと、2017年頃からテーラーメイド勢は強者に最適なプロトタイプアイアンを用意したが、デイは『P750』や『P760』を使用し、“デイPROTO”とはならず。また、ドライバーに関しても他の選手とは違っていた。
毎年明けに出てくる新作に替えるタイミングも他の選手より遅く、テーラーメイド勢の中ではモデル選びも異なるケースが多かった。昨年も6月になって『SIM』を投入したものの、合わなかったのか、結局テーラーメイド勢ではただ一人『M6』に戻していた。そんなデイの新ギアで気になるのは、「なぜミズノのアイアンなのか?」になるだろうか。
■ケプカはミズノに戻るのか!?
ところで、先週の「ザ・アメリカンエクスプレス」で契約フリーのブルックス・ケプカがスリクソン『ZX7』アイアンへ移行したが、ケプカはナイキ撤退後の2017年から『JPX900ツアー』『JPX919ツアー』でメジャー4勝を達成するなど、契約フリーながらミズノのアイアンで成功を手にした象徴的存在。そのケプカも、長年コーチを努めたクラウド・ハーモンとの別離が報じられるなど、変化が生じているが、ミズノのアイアンに戻る日は来るだろうか。
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ちなみに、PGAツアー選手への大々的なアンケートで、過去にゴルフワールド誌の「契約に関係なくアイアンを選ぶならどのメーカー?」の問いに、36%もの選手が「ミズノを選ぶ」と回答した。(2位メーカーは約20%)地面が硬く、芝質などからソールリアクションが問われる環境下で、「ルークソール」など“刺さらず抜ける”同社のアイアンへの選手の評価は昔から高かった。
自分に合う、合わないを鋭く見極められる強者たちのこと。しかも、契約に縛られずテストや変更もすぐできるため、どんなギアを新たに選ぼうとも外野の心配は無用だろう。ただし、ドライバーと違い、アイアンはそのプレーやスイングの基本となるもの。契約フリーの強者にとって、2021年はどんな年になるのか、デイやケプカの動向に引き続き注目していく。