アダム・スコットが替えた、ショッキングピンクの『AUTOFLEX』シャフト、高初速・低スピン性能が際立つ!?
アダム・スコットが替えた、ショッキングピンクの『AUTOFLEX』シャフト、高初速・低スピン性能が際立つ!?
配信日時:2021年2月1日 06時05分
<ファーマーズ・インシュランス・オープン 最終日◇31日◇トリーパインズGC サウスコース(米カリフォルニア州)◇7765ヤード・パー72>
「ファーマーズ・インシュランス・オープン」からドライバーシャフトを変更したアダム・スコット(オーストラリア)が、トータル7アンダーの10位タイに入った。最後まで優勝争いを展開するなど好調に見えたが、新シャフトはスタッツに影響を与えただろうか。
⇒ドライバー契約フリー!?のパトリック・リード、ポール・ケーシーがタイトリスト『TSi3』で同週優勝
昨年の「マスターズ」からタイトリストの未発表モデル『TSi4』にフジクラ『ベンタスレッド』を46インチで使用し始めたスコット。今大会から韓国のシャフトメーカー・DUMINAが手がけるド派手なカラーリングの『AUTOFLEX SF505XX』に変更した。同社は「SF505XとSF505XXをテストしてきた」とSNSで明かすが、どんなシャフトなのか。
「K.H.T(韓国の隠された技術)を採用したオートフレックスシャフトは、通常のシャフトの常識を変えたシャフトの新しいコンセプトです。この柔らかいオートフレックスシャフトは、あなたが今まで経験したことのない楽しみを提供します。従来のシャフトよりも最大20〜30グラム軽量で、スイング速度に応じてオートフレックスシャフトの重量を選択してください。スイング速度が異なっていても、エネルギーの伝達を自動的に最適化します。安定したスイング姿勢と距離を提供しながら、ヘッドスピードを上げます」(同社HPより)
スコットの今季の平均ヘッドスピード(以下、HS)は120.13mph(53.7m/s)だが、『SF505X』は45インチ使用時に53gと軽量で推奨HSが100〜110mph。使用した『SF505XX』は同56gで110〜120mphが推奨となっており、スコットのHSからすれば、かなり軽量だ。(ベンタスレッド6Xはノーカットで66g)では、Tour Cast 3Dのデータを下記に抽出してみよう。
■アダム・スコットのティショット平均データ
HS / BS / SPIN / DD
20年 118.23 / 177.63 / 2719 / 308.1y(TS3使用)
21年 120.13 / 180.58 / 2392 / 309.2y(TSi4使用)
■「ファーマーズ・インシュランス・オープン」
HS / BS / SPIN / DD
21年 120.35 / 181.09 / 2144 / 294.6y(TSi4使用)
(Tour Cast 3Dの2、3、4日目の平均データ)
まだ慣れないのか、今大会4日間のFWキープ率は42.86%(111位タイ)と、今季平均の53.87%(190位タイ)には遠く及ばない。ただし、その高初速、高ミート率、低スピンが際立っていた。通常、シャフトを軽量にすると打ち出し角やスピン量が増えてもおかしくないが、今大会スピン量を抽出できた23打中、2000rpm以下が10打もあった。
また、抽出できたスマッシュファクターで「1.4」台は確認できず、すべてが「1.5」以上だった。そして、置きにいったショットを除き、ボール初速も大半が「182」や「183」を記録しており、『AUTOFLEX』と『TSi4』の高初速・低スピン効果が如実に現れたと言えるだろうか。2020年シーズンより明らかにスタッツの“質”を引き上げている40歳に引き続き注目していく。
「ファーマーズ・インシュランス・オープン」からドライバーシャフトを変更したアダム・スコット(オーストラリア)が、トータル7アンダーの10位タイに入った。最後まで優勝争いを展開するなど好調に見えたが、新シャフトはスタッツに影響を与えただろうか。
⇒ドライバー契約フリー!?のパトリック・リード、ポール・ケーシーがタイトリスト『TSi3』で同週優勝
昨年の「マスターズ」からタイトリストの未発表モデル『TSi4』にフジクラ『ベンタスレッド』を46インチで使用し始めたスコット。今大会から韓国のシャフトメーカー・DUMINAが手がけるド派手なカラーリングの『AUTOFLEX SF505XX』に変更した。同社は「SF505XとSF505XXをテストしてきた」とSNSで明かすが、どんなシャフトなのか。
「K.H.T(韓国の隠された技術)を採用したオートフレックスシャフトは、通常のシャフトの常識を変えたシャフトの新しいコンセプトです。この柔らかいオートフレックスシャフトは、あなたが今まで経験したことのない楽しみを提供します。従来のシャフトよりも最大20〜30グラム軽量で、スイング速度に応じてオートフレックスシャフトの重量を選択してください。スイング速度が異なっていても、エネルギーの伝達を自動的に最適化します。安定したスイング姿勢と距離を提供しながら、ヘッドスピードを上げます」(同社HPより)
スコットの今季の平均ヘッドスピード(以下、HS)は120.13mph(53.7m/s)だが、『SF505X』は45インチ使用時に53gと軽量で推奨HSが100〜110mph。使用した『SF505XX』は同56gで110〜120mphが推奨となっており、スコットのHSからすれば、かなり軽量だ。(ベンタスレッド6Xはノーカットで66g)では、Tour Cast 3Dのデータを下記に抽出してみよう。
■アダム・スコットのティショット平均データ
HS / BS / SPIN / DD
20年 118.23 / 177.63 / 2719 / 308.1y(TS3使用)
21年 120.13 / 180.58 / 2392 / 309.2y(TSi4使用)
■「ファーマーズ・インシュランス・オープン」
HS / BS / SPIN / DD
21年 120.35 / 181.09 / 2144 / 294.6y(TSi4使用)
(Tour Cast 3Dの2、3、4日目の平均データ)
まだ慣れないのか、今大会4日間のFWキープ率は42.86%(111位タイ)と、今季平均の53.87%(190位タイ)には遠く及ばない。ただし、その高初速、高ミート率、低スピンが際立っていた。通常、シャフトを軽量にすると打ち出し角やスピン量が増えてもおかしくないが、今大会スピン量を抽出できた23打中、2000rpm以下が10打もあった。
また、抽出できたスマッシュファクターで「1.4」台は確認できず、すべてが「1.5」以上だった。そして、置きにいったショットを除き、ボール初速も大半が「182」や「183」を記録しており、『AUTOFLEX』と『TSi4』の高初速・低スピン効果が如実に現れたと言えるだろうか。2020年シーズンより明らかにスタッツの“質”を引き上げている40歳に引き続き注目していく。