＜全米オープン 最終日◇20日◇トリーパインズGCサウスC（米カリフォルニア州）◇7652ヤード・パー71＞

海外メジャーの「全米オープン」の最終日が終了。最終日に「67」をマークしたジョン・ラーム（スペイン）が混戦を制し、待望のメジャー初制覇。ラームは終盤17、18番でバーディを奪い、6アンダーに到達。それまで首位で走っていたルイ・ウーストハウゼン（南アフリカ）が最終ホールにバーディを奪ったが、5アンダーと一打及ばなかった。

▶▶▶トーリーパインズと好相性のジョン・ラーム。新パターでメジャー初制覇に期待

既報の通り、「ザ・メモリアルトーナメント」からパターをオデッセイ『ホワイト・ホットOG ロッシーS』に変更して3日目までぶっちぎりのトップに立っていたラーム。最終日を前にコロナ陽性判定で棄権していたが、この悔しさを見事相性のいいトーリーパインズで晴らした形。

17番ではピン5メートルのスネイクライン、最終18番でも5メートルのクラッチパットを沈めた、鮮やかな逆転劇。そして、この勝利で再び世界ランキング1位の座を取り戻した。今大会のストロークゲインドのスタッツでも、その強さ、総合力の高さの一端が現れている。

ティショットの「オフ・ザ・ティ」で4.23、アイアンの「アプローチ」で4.99、グリーン周りの「アプローチ・ザ・グリーン」で2.27、「パッティング」で3.62と、計15.11をバランスよく稼ぎ、総合力の高さを示す。今年からキャロウェイにクラブ・ボール契約が変わったが、この勝利でその選択の正しさを証明した。

【ジョン・ラームの優勝ギア】
1W：EPIC SPEED◆◆◆（表示10.5°、リアルロフト10.2°、アルディラ ツアーグリーン75TX、45.25インチ、D4、先詰1インチ）
3W：EPIC SPEED SZ◆◆◆T（14.2°、アルディラ ツアーグリーン75TX、43.25インチ、D3.25、先詰1.5インチ）
5W：EPIC SPEED SZ◆◆◆T（18.1°、ツアーAD DI-8X、42インチ、D4、先詰2インチ）
4I〜PW：APEX TCB（プロジェクトX ライフル6.5、D3）
A,S,LW：JAWS FORGED（52,56,60°、プロジェクトX ライフル6.5、D4）
PT：オデッセイ ホワイト・ホットOG ロッシーSプロトタイプ（2.5°、37インチ）
BALL：クロム ソフト X