【80切り】インテンショナルスライスはフェースをかぶせる
80を切るならバーディチャンスを増やしたい。アイアンでパーオン率を上げることが必要になってくる。悪くてもパー、あわよくばバーディというホールを増やしていきたい。ティショットを林に入れてピンを真っすぐ狙えない状況でも、インテンショナルショットを覚えればグリーンを狙える!
配信日時:2020年4月17日 03時00分
ギアの進化でボールを曲げづらくなっている
飛距離性能を追求するギアの進化によって、アイアンもドライバー同様、球離れが早くなっています。球離れが早いと、直進性が向上する半面、球を意図的に曲げるインテンショナルショットが打ちづらくなるのです。
例えばインテンショナルスライスの場合、フェースを目標(最終到達地点)に向けたままスタンスをオープンにするのがひと昔前のセオリーでした。でも、今のアイアンとボールでこれをやると、左から回したいのに右にすっぽ抜けてしまいます。最新のギアでは球離れが早くなった分、フェースを最初から目標よりも左にかぶせておく必要があるわけです。
例えばインテンショナルスライスの場合、フェースを目標(最終到達地点)に向けたままスタンスをオープンにするのがひと昔前のセオリーでした。でも、今のアイアンとボールでこれをやると、左から回したいのに右にすっぽ抜けてしまいます。最新のギアでは球離れが早くなった分、フェースを最初から目標よりも左にかぶせておく必要があるわけです。
オープンスタンスの度合いで曲げ幅を調整する
インテンショナルスライスの場合は、オープンスタンスに沿ってカットに振ります。曲げ幅を大きくするときは、オープンの度合いを大きくして、さらにカットに振ってスライス回転を強くします。
インテンショナルフックはフェースを開く
フック回転をかけて左に曲げるときは、クローズスタンスにしてフェースを「目標のやや右」に向けます。ただし、フェースを極端に開いてしまうと、ボールが戻り切らないので注意が必要です。目標に対してはフェースを開きますが、スイング軌道に対してはフェースを閉じていると覚えてください。
(この記事は2019年2月28日発売のALBA767号に掲載されました)
(この記事は2019年2月28日発売のALBA767号に掲載されました)
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田島創志
たじま・そうし/76年生まれ。群馬県出身。多彩なテクニックを擁する技巧派で、03年のKBCオーガスタ優勝。現在はJGTO理事兼コースセッティングアドバイザーを務める。米PGAツアー選手の最新スイングを研究して実践。その様子を自身のSNSにアップしている。
たじま・そうし/76年生まれ。群馬県出身。多彩なテクニックを擁する技巧派で、03年のKBCオーガスタ優勝。現在はJGTO理事兼コースセッティングアドバイザーを務める。米PGAツアー選手の最新スイングを研究して実践。その様子を自身のSNSにアップしている。
連載
3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える【ALBA本誌連動】