【PGAティーチングプロアワード】坂本博之「なぜゴルフは教わるのも教えるのも難しいのか?」
毎年恒例のPGAティーチングプロアワード。今年は、ゴルフ専門動画のGOLF Net TVとYouTubeによる配信を行い、配信番組内の投票でティーチングプロ日本一を決定します。ここでは最終選考に残った坂本博之さん、新熊直樹さん、大山トギさんの理論をチラ見せ。3人が考えた独創的な練習器具を、動画でチェックして投票をお願いします。投票期間は5月6日(水)の23時59分までです。
配信日時:2020年4月23日 20時00分
スイングは一瞬で終わってしまうから難しい
スイングのアドレスからフィニッシュまでは、およそ1.8秒〜2.5秒です。またトップからインパクトまではおよそ0.5秒。ヘッドスピードを時速に換算すると、40m/sの男性で144km/hのスピードが出ています。ここまで速いとインパクトで何が行われているのかわからない状態です。スイングは一瞬で終わってしまいますが、習得するまでにはとても時間がかる。私たちティーチングプロはこの1〜2秒の動きを言葉にして伝えなければならない難しい現実があります。
ネームプレートホルダー型の練習器具で基礎を作る
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ネームプレートの代わりにタオルホルダーを付けた坂本さん考案の練習器具
このように、ゴルフスイングのスピードと感覚の間には大きなギャップが存在します。脳が指令を出してから本当に手足が動くまでに、0.1〜0.2秒かかるといわれています。インパクトの前に指令を出しておかないと間に合わないのです。このギャップを頭と体で認識して基礎を身に付けることが上達の近道。そして、ギャップを埋めるために練習器具を考案しました。
私が作ったのは首から提げるネームプレートの代わりにタオルホルダーを付けた練習器具です。ヒモを首にかけてタオルホルダーに装着すると、手と体の距離を変えずにスイングすることができるのです。これでスイングの基礎を作ります。
私が作ったのは首から提げるネームプレートの代わりにタオルホルダーを付けた練習器具です。ヒモを首にかけてタオルホルダーに装着すると、手と体の距離を変えずにスイングすることができるのです。これでスイングの基礎を作ります。
練習器具を使って少しずつスイングを大きくしていく
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練習器具をクラブに装着すると、手と体の距離を変えずに振ることができる
第一段階は時計の7時5時のパッティングの振り幅で腕の振りを覚えます。第二段階は8時4時のアプローチの振り幅で体の動きを覚えます。そのとき、右手首の角度が変わらないように体を揺らすのがコツです。最後の第3段階は、体の動きに手首のコックとヒジをたたむ動きを入れて、10時2時の振り幅で飛ばすスイングを覚えます。
ゴルフはスイングが速すぎて理屈だけで解決できない部分が多い。このネームプレートホルダー型の練習器具を使うことで、理屈ではなく感覚でスイングの基礎を身に付けることができるのです。
坂本博之さんの動画と投票はこちら
最終選考出場者
■新熊直樹「姿勢矯正メガネ」
■大山トギ「グリップファインダー」
ゴルフはスイングが速すぎて理屈だけで解決できない部分が多い。このネームプレートホルダー型の練習器具を使うことで、理屈ではなく感覚でスイングの基礎を身に付けることができるのです。
坂本博之さんの動画と投票はこちら
最終選考出場者
■新熊直樹「姿勢矯正メガネ」
■大山トギ「グリップファインダー」