スペインのナショナルオープン。1912年に第1回大会が開催されて以来、戦争などによる中断はあったものの、90回以上も開催を重ねてきた歴史がある。欧州ツアーが設立された初年度からレギュラー大会として認定。タイトルスポンサーのアクシオナは、インフラストラクチャーと再生可能エネルギーの開発と管理をするスペインの財閥グループだ。

大会は国内のゴルフ場を転戦。今年はクラブ・デ・カンポビラ・デ・マドリードが5年続けて会場となる。1929年に設立されたスポーツクラブで、ゴルフコースのほかにもホッケー場、テニスコート、乗馬施設、スイミングプールなど幅広いスポーツ施設を持ち、さまざまな大会の会場となってきた。

昨年はマチュー・パボン（フランス）が後続に4打差をつけるトータル23アンダーで逃げ切った。初日からトップを守り切る“完全優勝”でツアー初タイトルを手にした。

今年、日本からは桂川有人、星野陸也、中島啓太がエントリーしている。さらに、LIVゴルフに所属するジョン・ラーム（スペイン）も参戦する。